その569)「できた」という実感がなければ「支援」とは言えないのです。

 

 

 

では、、、今から みなさんに 一つ 質問したいと思います。

 

 

 

 

「支援」にとって大切なもの って 何だと思いますか?

 

 

 

これは、何も 保護者支援やこどもたちの支援 に限ったものではありません。

 

 

 

 

ありとあらゆる「支援」。

 

それが どんな場面であっても

 

共通する 大切なものというのが 実はあります。

 

 

 

 

 

みなさんは、何だと思いますか?

 

 

 

 

 

 

それは

 

 

「できた!」という実感が生まれたかどうか です。

 

 

 

 

 

 

 

「自分にも出来た!自分で出来た!」という実感。

 

 

「やった!! できた!!」という自分に対する感動や驚き。

 

 

 

それが あるかどうか

 

そこが 一番重要なのです。

 

 

 

 

 

「支援」という言葉を聞くと

 

どうしても、「手伝う」や「サポート」すること。

 

 

 

そう、思ってしまいがち なのですが、、、

 

 

 

 

実は、そうではないのです。

 

 

 

 

 

「できた!」という実感を 相手に感じてもらうこと。

 

「できた!」という自信や喜び、感動を味わってもらうこと。

 

それが「支援」 なのです。

 

 

 

 

たとえ こどもを虐待してしまう 保護者の支援であっても

 

 

配偶者に手が出てしまう、DVの加害者の支援であっても 同じです。

 

 

 

 

「支援」には、 

 

「できた!」という実感を 相手に感じてもらう

 

何らかの「仕組み」 が 必ず必要になります。

 

 

 

 

「できた!」という 感動や驚き を感じてもらうためには、

 

 

どうしたらいいだろうか?   どういう方法があるだろうか?

 

 

それを考えることが 「支援者の役割」なのです。

 

 

 

 

 

「支援」というのは、

 

 

相手を「助けよう」という気持ちが強すぎるとうまくいきません。

 

 

そうではなく、常に 相手のちからを引き出そうとすれば

 

 

「支援」に必要な エネルギーにも 余裕が生まれます。

 

 

 

 

「できた!」が生まれる「支援」

 

 

これが 本当の「支援」なのです。 (げんき)

 

 

 

 


 

 「支援」の方法を、外に向かって探してみても 見つかることは ありません。

 

 「支援」の方法は、 目の前の人の中にしか 実は 存在しないのです。 (げんき)