その573)「ブレーキのついていない車」には乗ってはいけないのです。

 

 

 

今、みなさんの目の前に

 

「ブレーキのついていない車」をご用意いたしました。

 

 

さあ、これに乗って 高速にのり ドライブに出かけましょう。

 

もちろん、 運転は あなたにお任せいたします。

 

 

 

 

もし、そう言われたら みなさんなら どうしますか?

 

「楽しみだなあ」って 喜んで車に乗りますか?

 

 

 

 

 

「乗るわけないじゃない、、、怖くて。」

 

「ブレーキがついていない車なんて 恐ろしすぎます、、、」

 

 

 

誰も きっと この車に乗って ドライブなんかしない はずです。

 

 

 

 

「ブレーキがついていない」

 

これほど 恐ろしいことはない のです。

 

 

 

 

 

 

昨日は、ビジネスマンのための「メンタルヘルス」講座の講師として

 

いくつかの「セラピー」をお伝えしてきました。

 

 

 

その講座の場で  みなさんに

 

 

「今 やっている仕事のスピードを半分に 落としてください。」

 

 

「今やっている仕事の量を 半分にしてください。」

 

 

「やらなくてよい事を選んで それをやめてください。」

 

 

そう 問いかけをしてみると、、

 

 

 

ほとんどの方から

 

 

「スピードを落とすのは無理です。。。迷惑がかかってしまいます。」

 

「仕事の量は半分に出来ないです。絶対にやらないといけない事ばかりなので。。」

 

 

そうした お返事が返ってきます。

 

 

 

 

自分で スピードをコントロールできない。

 

 

それは「ブレーキのついていない車」に乗っているのと同じです。

 

 

 

ブレーキがついていない車に乗れば 当然 事故は起こります。

 

 

「ブレーキのついていない事」

 

「スピードをコントロールできない事」

 

 

それをやっていると 事故を起こす可能性は当然 高くなります。

 

 

 

スピードをコントロールできない仕事。

 

業務量をコントロールできない仕事。

 

それをやり続けると 必ず事故や不調は、起こるのです。

 

 

 

 

でも、、 そんな仕事というのは

 

 

よほど問題のある職場でない限り、、まずありえないのです。

 

もし、そんな職場があるのであれば それは間違いなく「事故を起こす職場」です。

 

 

そのような車には乗らない。

 

もし、乗ってしまったとしたら 飛び降りるしか方法はありません。

 

 

 

 

 

でも、、普通の職場であれば

 

必ず、「スピードを落とすこと」も「仕事の量を調節すること」も できるはずです。

 

 

 

ただ、「ブレーキがどこについているか」

 

「どうすれば、スピードを落とすことができるのか」

 

 

あまりの忙しさで 頭がいっぱいになり  

 

ブレーキのかけ方や存在に 気づけていない だけなのです。

 

 

 

「ブレーキのかけ方」「スピードの落とし方」のコツ

 

 

これが 今回の講座のテーマでした。

 

 

 

 

これは 何も 仕事に限ったことではありません。

 

 

人が生きて活動している上で どんな場面であっても

 

 

スピードを落とすこと。

 

抱えている量を減らすこと。

 

 

これは 絶対に必要なこと なのです。

 

 

 

 

もし、自分では 止められないのであれば

 

 

誰かに 止めてもらわなければなりません。

 

 

 

それは 決して 恥ずかしいことではないのです。

 

 

 

 

僕の仕事は、「自動車教習場の教官」の先生と同じです。

 

 

常に、 万が一のための「ブレーキ」に 足をかけています。

 

 

 

もし、ドライバーが止められなければ 僕がブレーキを踏んで 止めるのです。

 

 

それが 僕の仕事 なのです。

 

 

 

車検や定期点検のように 自分の仕事を点検してみてください。

 

 

みなさんの車には、ちゃんと「ブレーキ」ついていますか?   (げんき)

 

 

 

 

 


 

 園長先生や管理職の先生は、常に「ブレーキ」に足をかけておかなければなりません。

 

 というよりも、自分自身が本当は「ブレーキそのもの」であることに気づいておくことです。(げんき)