「相談支援の技術を磨きたいんです。どうかコツを教えてください。」
短い文面の質問メールを頂きました。
「技術を身につけたい」
「技術を磨きたい」
どんな仕事や、どんなジャンルであっても
何かの「技」を磨くということは 大切なことだと思います。
「相談支援の技術」と書かれていたのですが、
「相談支援」に限らず
あらゆる「技術」を磨く方法は、実は 簡単なもの です。
「技術」とは「技(わざ)」です。
「技(わざ)」を磨くコツ
それは 「わざわざ」を減らすということです。
「わざわざ 何かをするという手間」を減らすこと。
それが「技(わざ)を磨くこと」 です。
「わざわざ」を「わざ」に変えるのです。
人は 自分が想像している以上に
「わざわざ 何かをやっていること」
「わざわざ 手間をかけていること」が多いものです。
もちろん、「手間をかけて品質を良くすること」は別です。
それは「技(わざ)」に「わざわざ」手を加えて
さらに「技術」を磨いているから です。
「技術を磨く」ためには
「わざわざ 何かをやっている手間を減らす」か、
「わざわざ 手間を増やして品質を上げる」か、 そのどちらかです。
そのためには、
自分が行っている あらゆる「プロセス」を一度 洗い出す必要があります。
僕も 1ヶ月に1回
「技術のメンテナンスの日」を設けています。
そこでは、スマホやタブレットも持たず、ネットワークのない場所で
ノートとペンだけを持って
自分が行っている行動や作業の「プロセス」を全部書き出しながら
「わざわざ」を減らしたり、「わざわざ」を増やしたり
そうした 自分のメンテナンスを行っています。
「わざわざ」を減らせば その分 「時間」が生まれます。
「わざわざ」を増やせば その分 「時間は投資される」ことになります。
「技術を磨く」とは、
「時間をどう使うか」なのです。 (げんき)