「元気先生、教えてほしいのですが、、
メンタル不調の方の支援をどんな流れで行っているのでしょうか?」
昨日、事務所にいらした 開業ソーシャルワーカーの方から質問を頂きました。
「他は知らないですよ。僕の支援の流れですが。」
そう前置きをして、お伝えしました。
「相談」と「支援」は、まず「別」に考えなければなりません。
「相談」は、あくまでも ヒアリングの状態です。
そのご相談の内容から「支援」が組み立てられます。
「支援」のスタートとなる最初の「アクション」
それは、「情報提供」(知識のインプット) です。
一番、最初は、「知識のインプット(情報提供)」つまり「教育」がスタートなのです。
(僕は、保育者研修の中で、保護者の方にホワイトボードを使って教育している場面を再現しています。)
ざっと流れをご説明すると
「知識のインプット」→「実践行動」→「フィードバック(アドバイス)」→修正
→「実践行動」
という流れになります。
これが、1つのフローとなり、これが終わると
新たな「知識のインプット(情報提供)」がスタートし、繰り返します。
最初に「知識のインプット」を行うことが 一番重要なポイント なのです。
よくある流れとして、
「相談」→「アドバイス」→「実践行動」 という方法を取られる方も多いのですが、
「相談」→「アドバイス」では、うまくいかないことが多いのです。
それは 「支援する側」は「頭」でわかっていても
「ご相談者」にとっては、まったく「初めての内容」だからです。
ご相談者の方が「なるほど・・」とおっしゃるかも知れませんが、
その「なるほど」は、あまり意味を持たない。
僕は、これまでの経験上 そう認識しています。
この「フロー」の中で 重要なポイントは
最初の「知識のインプット」の内容が「その方にあっているかどうか」という点
そして、もう一つは
「修正」の際に行う、「修正技術」です。
ここは、経験が必要になるのですが、
「修正」をして「まとめ」て「固める」技術は、支援者の「経験」に大きく左右されます。
これが、僕が行っている「メンタル不調をお持ちの方の支援の流れ」になります。
この「フロー」を見て、
自分自身が「何を学び」「何を磨かなければならないか」
それを感じて頂けたら、かなり「支援」はうまくいくと僕は思います。(げんき)