僕は、「保護者支援」を本業としています。
そして、「保護者支援」に多くの時間を注ぎ込んでいます。
ただ、、それ以上に「時間」をかけているものが あります。
それは「スタッフの支援」です。
5時間かかるような「保護者の支援」があったとしたら、
その「スタッフの支援」には、少なくとも 10時間は時間を確保します。
だいたい、倍の時間をかけています。
その時間は、「教育」の時間も、もちろん含まれていますが、
それよりも「こころを支える時間」。
そこに重きを置いています。
保育現場での「保護者支援」の場合も
実は、本来 同じくらいの時間配分が必要なのです。
保護者支援:保育者支援 = 1:2
これが、スムーズな関係作りと保護者、こどもたち、保育者の成長のために
必要な 時間の配分なのです。
「そんな時間は作れない」
もし、そう考えているのであれば
間違いなく、どこかの時点で 「トラブル」が発生します。
それは、保護者と保育者との間のトラブルなのか、保育者の離職なのか
内容は様々ですが、「トラブル」は、きっと生まれます。
その理由は、
「保育者の気持ちの余裕」が、「保護者支援の土台」だからです。
保育者が気持ちに余裕を持てば持つほど、自信を持てば持つほど
保護者の気持ちは、安定するのです。
もちろん、それは こどもたちも 同じです。
「保護者とのトラブル」には、「保育者の気持ちの余裕」が大きく関係します。
「園」として投資しなければならないのは、
「設備」ではなく、本当は「保育者の支援」なのです。
保育者の気持ちに余裕が生まれる「設備投資」であれば、もちろんいいのですが。
どれだけ、保育者に「時間」と「予算」を投資できるかどうか、
それが巡り巡って「園」の「基礎体力」になるのです。(げんき)