その604)「見えないもの」を「見える化」「言語化」してほしいのです。

 

 

 

人が誰かに「何か」を相談する。

 

 

そこには、必ず「目的」があります。

 

 

 

「目的」もなく、「相談すること」はありません。

 

 

 

人の「行動」は、すべて「目的」を持っているのです。

 

 

 

 

「相談すること」の「目的」は、2つ あります。

 

 

 

一つは、「理解してほしい」ということです。

 

 

 

私のことを理解してほしい。 受け止めてほしい。

 

わかってほしい。

 

 

 

そのために、「相談する」のです。

 

 

 

 

 

 

そして、もう一つの「目的」

 

 

それは、「見えないもの」を「見える化」してほしいという「願い」です。

 

 

 

 

「見えないもの」

 

 

それは、人の「想い」だったり、「愛情」だったり

 

「未来」だったり、「意図」だったり、

 

 

そうした「見えないもの」を「見える形」にしてほしい。

 

 

それを「言語化」してほしい。

 

 

 

そうした「願い」こそ、もう一つの「目的」なのです。

 

 

 

 

 

「見えないもの」を「言語化」してくれることで

 

 

そこから「元気」や「勇気」をもらうことができるのです。

 

 

 

 

この2つを理解することを、「受容的な態度」といいます。

 

 

 

 

 

「受容的な態度」とは、

 

 

ただ単に「相手を受け止める」ということではなく、

 

「見える化」「言語化」という「積極的な側面」も持っているのです。

 

 

 

 

 

相談者の「2つの目的」が満たされて

 

 

はじめて、「問題」や「悩み」が 1歩 前へと進みます。

 

 

 

 

 

支援者(相談を受ける人)は、

 

 

「いかに見えないものを感じることができるか」

 

 

 

その視点を磨き続けることが大切なのです。(げんき)