人が誰かに「何か」を相談する。
そこには、必ず「目的」があります。
「目的」もなく、「相談すること」はありません。
人の「行動」は、すべて「目的」を持っているのです。
「相談すること」の「目的」は、2つ あります。
一つは、「理解してほしい」ということです。
私のことを理解してほしい。 受け止めてほしい。
わかってほしい。
そのために、「相談する」のです。
そして、もう一つの「目的」
それは、「見えないもの」を「見える化」してほしいという「願い」です。
「見えないもの」
それは、人の「想い」だったり、「愛情」だったり
「未来」だったり、「意図」だったり、
そうした「見えないもの」を「見える形」にしてほしい。
それを「言語化」してほしい。
そうした「願い」こそ、もう一つの「目的」なのです。
「見えないもの」を「言語化」してくれることで
そこから「元気」や「勇気」をもらうことができるのです。
この2つを理解することを、「受容的な態度」といいます。
「受容的な態度」とは、
ただ単に「相手を受け止める」ということではなく、
「見える化」「言語化」という「積極的な側面」も持っているのです。
相談者の「2つの目的」が満たされて
はじめて、「問題」や「悩み」が 1歩 前へと進みます。
支援者(相談を受ける人)は、
「いかに見えないものを感じることができるか」
その視点を磨き続けることが大切なのです。(げんき)