「ホウ・レン・ソウ」
この言葉は、誰でも 一度は耳にしたことのある 言葉だと思います。
もちろん これは 「報告・連絡・相談」 です。
職場やチーム、集団の中では とても 大切なものです。
ただ、、この「ホウ・レン・ソウ」が 上手にできないと悩んでいる方も多いようです。
「報告したのに、、怒られる」
「連絡したのに、、怒られる」
「相談したのに、、怒られる」
「なぜでしょうか?? どうしたらよかったのでしょうか??」
そうした「ご相談」を受けることがあります。
「報告・連絡・相談」の この3つ。
ある「もの」が うまく伝わっていないと 相手も理解しにくいようです。
逆に ある「もの」が うまく伝わっていると 相手の理解は深まります。
そのある「もの」
それは 「時間軸」 です。
「過去・現在・未来」という「時間」が含まれているかどうか
そこが 大事なのです。
「報告」。これは「過去」です。
こういう出来事があった ということを 具体的に伝えることが大事です。
そこに 自分の「感情」や「感想」、「意見」が含まれたり
こうした方がよかったという「後悔」が含まれると わかりにくくなります。
あくまでも「過去」(起こったこと)をそのまま伝えることです。
そして「連絡」。 これは「現在」です。
「今」どのような状態なのか。
「今」の状況を しっかりと伝えることが「連絡」です。
「連絡」というと 「未来の連絡」
「明日は」や「来週の火曜日に」のように 「日程の連絡」をイメージしてしまいますが、、
それは 「予定の伝達」であって、
「ホウ・レン・ソウ」の流れの中では 「今」を正確に伝えることが大切です。
そして「相談」。 これは「未来」です。
「これから こうなりそうですが、、どうしましょうか?」
「こうしようと思いますが、どうですか?」
「相談」は「未来に向けて必要なもの」を確認したり、意見を問うことです。
「相談」には「これから先」の「未来」についての話が含まれているかどうか
そこが 重要なポイントになります。
「相談支援」の中での『相談』
実は、ほとんど この「相談の場」は
「過去」と「現在」のお話になっていることが多いようです。
「こんな事があったんです、、」
「今、こんな状況なんです」
そうした「過去」と「今」の状況だけで 完結しているのです。
「相談」の場でいかに「未来」をうまく組み込めるかどうか
実は、そこが「相談支援」の「肝」なのです。
「相談支援」とは、
実は 『ホウ・レン・ソウ』という流れ そのものなのです。(げんき)