その625)「報告したい!」と思ってもらえることが大事。

 

 

 

「相談」には、2つのパターンがあります。

 

 

 

一つは、「単発相談」

 

 

もう一つは「継続相談」

 

 

 

この2パターンです。

 

 

 

 

この2つは、文字通り

 

1回で終わる、1回きりの相談が、「単発相談」

 

次回の予約があったり、継続的につながる相談が、「継続相談」です。

 

 

 

 

1回きりの「単発相談」であっても、メールや電話でやり取りをする場合もありますが、

 

ここでの「継続相談」は、あくまでも「対面での相談」とします。

 

 

 

 

 

保育所で行われる 「保育相談」は「継続相談」の場合がほとんどです。

 

 

やはり 日々 顔を合わせる機会が多いと「対面での相談」の機会は増えます。

 

 

 

 

 

 

外部の相談機関の「相談」というのは、

 

 

件数から言えば 「単発」と「継続」は、ほぼ半数くらいの割合になります。

 

 

半分が「単発相談」ということになります。

 

 

 

 

 

ただ、メールや電話を含めた「継続」となると

 

 ほとんど 100% が「継続的な相談」になります。

 

 

 

 

 

もちろん、相談した後にも わからないことや困ったことが起こって

 

メールで相談を頂く場合もあるのですが、、

 

 

 

 

 

それ以外の「継続的な相談」

 

 

それは 「報告」 なのです。

 

 

 

 

 

「こんなことが ありました」という「報告」です。

 

 

 

厳密に言えば、「相談」というよりも「近況報告」のような「連絡」になりますが、

 

 

それでも 「報告」を頂くことが多いのです。

 

 

 

 

 

 

「相談支援」で大切なこと

 

 

それは 「報告したい」と思ってもらえるかどうか です。

 

 

 

 

「これは 先生に報告しておこう」

 

 

「きっと 先生にお知らせしたら 喜んでもらえるかも」

 

 

そう、思って 連絡してくれること。

 

 

 

 

そこが 大切なのです。

 

 

 

 

 

「報告したい」と思ってもらえるためには 

 

「相談」の中に 3つのメッセージが必要になります。

 

 

 

① 「驚き」と「感動」

 

② 「楽しみ」

 

③ 「しあわせ」

 

 

この3つのメッセージです。

 

 

 

 

 

① 「驚き」と「感動」というのは、

 

 

どんな人の行動であっても 必ず「驚き」と「感動」できる部分があります。

 

 

「へーーすごい」と思えたり、「知らなかった」と思えること。

 

「素晴らしいですよね!」と感動できること。

 

 

どんな会話の中にも 必ず あります。

 

 

それを しっかりと伝えること です。

 

 

 

 

② 「楽しみ」というのは

 

 

「未来へのワクワク感」であり「期待」です。

 

「これから どんどん良くなっていく」という期待感や 「相手が成長していく」楽しみ

 

そうしたものを 会話の中で 伝えていくことです。

 

支援者は、あなたや こどもたちの成長が「楽しみ」なのです。

 

もちろん、また あなたのお話が聴けること、その事も「楽しみ」なのですが。

 

 

 

 

 

そして 一番大事なのが

 

③ の「しあわせ」 です。

 

 

こころから「あなたが幸せだったら、嬉しい」という気持ちを伝えることです。

 

 

「あなたに幸せなことがあったらなら 私も幸せ」

 

「あなたに嬉しいことがあったなら 私も嬉しい」

 

 

小さな一言ではありますが、 人の持つ「ことば」の中では とても強い力を持っています。

 

 

 

 

この3つのメッセージが 相談の場で 相手の方に伝わると

 

「嬉しい報告」が やってくるのです。

 

 

 

 

 

「何があったのだろう」という心配ではなく、「嬉しい報告」。

 

 

 

 

 

「嬉しいことがあったから 先生にも報告しよう!!」

 

 

 

 

 

「相談」から「しあわせ」が生まれることだってあるのです。(げんき)