「相談」には、2つのパターンがあります。
一つは、「単発相談」
もう一つは「継続相談」
この2パターンです。
この2つは、文字通り
1回で終わる、1回きりの相談が、「単発相談」
次回の予約があったり、継続的につながる相談が、「継続相談」です。
1回きりの「単発相談」であっても、メールや電話でやり取りをする場合もありますが、
ここでの「継続相談」は、あくまでも「対面での相談」とします。
保育所で行われる 「保育相談」は「継続相談」の場合がほとんどです。
やはり 日々 顔を合わせる機会が多いと「対面での相談」の機会は増えます。
外部の相談機関の「相談」というのは、
件数から言えば 「単発」と「継続」は、ほぼ半数くらいの割合になります。
半分が「単発相談」ということになります。
ただ、メールや電話を含めた「継続」となると
ほとんど 100% が「継続的な相談」になります。
もちろん、相談した後にも わからないことや困ったことが起こって
メールで相談を頂く場合もあるのですが、、
それ以外の「継続的な相談」
それは 「報告」 なのです。
「こんなことが ありました」という「報告」です。
厳密に言えば、「相談」というよりも「近況報告」のような「連絡」になりますが、
それでも 「報告」を頂くことが多いのです。
「相談支援」で大切なこと
それは 「報告したい」と思ってもらえるかどうか です。
「これは 先生に報告しておこう」
「きっと 先生にお知らせしたら 喜んでもらえるかも」
そう、思って 連絡してくれること。
そこが 大切なのです。
「報告したい」と思ってもらえるためには
「相談」の中に 3つのメッセージが必要になります。
① 「驚き」と「感動」
② 「楽しみ」
③ 「しあわせ」
この3つのメッセージです。
① 「驚き」と「感動」というのは、
どんな人の行動であっても 必ず「驚き」と「感動」できる部分があります。
「へーーすごい」と思えたり、「知らなかった」と思えること。
「素晴らしいですよね!」と感動できること。
どんな会話の中にも 必ず あります。
それを しっかりと伝えること です。
② 「楽しみ」というのは
「未来へのワクワク感」であり「期待」です。
「これから どんどん良くなっていく」という期待感や 「相手が成長していく」楽しみ
そうしたものを 会話の中で 伝えていくことです。
支援者は、あなたや こどもたちの成長が「楽しみ」なのです。
もちろん、また あなたのお話が聴けること、その事も「楽しみ」なのですが。
そして 一番大事なのが
③ の「しあわせ」 です。
こころから「あなたが幸せだったら、嬉しい」という気持ちを伝えることです。
「あなたに幸せなことがあったらなら 私も幸せ」
「あなたに嬉しいことがあったなら 私も嬉しい」
小さな一言ではありますが、 人の持つ「ことば」の中では とても強い力を持っています。
この3つのメッセージが 相談の場で 相手の方に伝わると
「嬉しい報告」が やってくるのです。
「何があったのだろう」という心配ではなく、「嬉しい報告」。
「嬉しいことがあったから 先生にも報告しよう!!」
「相談」から「しあわせ」が生まれることだってあるのです。(げんき)