その629)「増やす」と「減らす」は、セットで伝えることが大切。

 

 

保護者支援の研修会の中で、 

 

 

「保護者の方に、家でやって頂きたいことを伝えても

 

なかなか やって頂けない、、というか

 

最初は やっていただけるのですが、すぐに やらなくなるというか、、

 

それって、、やっぱり伝え方の問題なのでしょうか??」

 

 

 

というご質問を頂きました。

 

 

 

 

「何かをお願いすること」

 

 

 

これは 保護者に限ったことではありませんが、

 

伝え方には 誰もが気を遣っているかと思います。

 

 

 

 

もちろん、「お願い」も

 

 

やって頂けることもあれば、無理なこともあります。

 

それは、相手の事情もあるので 仕方のないことです。

 

 

 

 

ただ、、「伝え方」次第で うまくいく、いかないが左右されるのは事実です。

 

 

 

 

 

「途中でうまくいかなくなる」パターン

 

 

最初は「いいですね」と乗り気だけれど、後から 「やっぱり・・」と止めてしまう

 

そんな「パターン」 には、特徴があります。

 

 

 

 

それは「増やすこと」だけを伝えて、「減らすこと」を伝えていないこと。

 

 

または、その逆で

 

 

「減らすこと」だけを伝えて、「増やすこと」を伝えていない。

 

 

という 特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

「何かをお願いする」ということは

 

相手に「時間」や「お金」を使ってもらうこと です。

 

 

 

「何かの時間」を増やしてもらえば、その分「何かの時間」を減らすことになります。

 

 

 

 また その逆もあります。

 

「何かの時間」を減らしてもらえば、その分「何かの時間」が増えることになります。

 

 

 

 

「メリット」があれば、「デメリット」も 必ずあるのです。

 

 

 

 

「何かをお願いする」時には この両方について 相手に伝えることが大切なのです。

 

 

 

 

人からの頼まれごとを簡単に「いいですよ」と引き受けたけど

 

後で、時間がなくて バタバタしたりして

 

 

「やっぱり、、引き受けなければよかった、、、」

 

そんな経験は、きっと誰にでもあるかと思います。

 

 

 

 

そんな場合にも、「頼む前に」 相手に

 

「ごめんね、、ゆっくりする時間 減らしてしまうけど 大丈夫?」

 

「これやると時間的には楽になるけど、、その分 お金かかるけどいい?」

 

 

 

そうした 「メリット」「デメリット」を伝えておくだけで

 

 

 

 

「頼まれごと」ができるのか、自分なりの「割り振り」を考えることができるのです。

 

 

 

 

その一言で

 

「できるのか」、、やっぱり「無理なのか」も 判断しやすくなるのです。

 

 

 

 

ちょっとした「一言」で、人は行動を起こす「覚悟」ができるのです。(げんき)