「相談支援」の力をつけたい。
「相談支援」の能力を高めたい。
そのためには、「経験」と「実績」を積むことが何より必要だ。
そう聞くと、確かにそうだ、、、、 と 誰もが思うはずです。
確かに「その通り」だと思います。
では、「相談支援」の力を グンと 伸ばしたい。
「相談支援」の能力を グンと 高めたい。
そのためには?? と聞かれたら
僕は、いつも こう答えています。
「自分の家族の相談に 真っ先に 乗りなさい。」
「自分の家族の問題を 真っ先に解決しなさい。」 です。
「他者」ではなく、「自分」の家族からの「相談」を受けて「解決する」のです。
これが 一番 自分の「能力」を高めると断言できます。
難しいケースや困難なケース を解決することが 力を伸ばすのではなく、
「自分の問題」を解決することが 力をグンと伸ばすのです。
家族が抱える問題には、
介護だったり、こどもの生活や教育だったり
ローンや金銭的な問題、近所とのトラブルだったり
配偶者の職場の人間関係や両親との問題だったり
きっと 様々な問題があるはずです。
そうした「相談」を受けた瞬間
「めんどくさいなあ・・」 そう思ってしまったり、
「ちょっと仕事が忙しいんだよね」 と 仕事を言い訳にしてみたり、
そんなことは ないでしょうか?
それに、相談の場では見せる 丁寧な対応やことば、表情とは
全く反対に、不機嫌そうに、粗雑な対応をしていないでしょうか?
本当にめんどくさいんだよね・・・
「家族」だからこそ そう思ってしまうのかもしれません。
「相談」で 一番 大切なこと。
それは「悩みを共有できる相手がいる」ということです。
「共有できる」ということが 人に「安心感」を与える
一番 大事な 要素 なのです。
「相談支援」を職業とすると
「共有できない」「共有したくない」と思ってしまう
そんな「問題」に出会うことが 必ずあります。
そうした困難な問題を解決するためには、「共有できる」と
相手に感じてもらうことが 最優先事項になります。
それができなければ、問題は まず 解決しないからです。
相談支援を行うにあたって
目の前の「問題」に対して、「壁」を作ってしまうこと。
これが 一番のNG になります。
その「壁」を取り払い、「壁」を作らない 「練習」こそ
「家族の相談」を受け「家族の問題」を解決すること なのです。
「悩みを共有できる相手がいる」
あなたは、「悩みを共有できる」存在 なのです。(げんき)