「人を褒める時のコツ」
人は みんな違った感性を持っているので、
すべての人に共通する「コツ」があるかどうかは わからないのですが、、
褒める時の「自分なりのやり方」は、自分では気づいていないようですが、
誰でも持っているようです。
よくある違い。 それは「褒め方の長さ」です。
「褒め言葉」が長い人
「褒め言葉」が短い人
違いで気づきやすいのは、やはり「長さ」です。
本人に対して、事細かに どこが良いのかを説明して 長く褒めるタイプの人。
短い「一言」で 伝えるタイプの人。
伝えたい「想い」は同じですが、「メッセージ」の残り方には微妙に違いが出ます。
例えば、とてもまじめに取り組む人がいた場合
「本当に、いつも熱心ですよね。感心します。努力する姿はいつも 周囲を感動させてますよ。本当に素晴らしいです。これから益々成長されるでしょうね。本当に期待してます。」
「褒め言葉」が長い人は、相手に「自分の想い」をしっかり伝えたいはずです。
「褒め言葉」が短いタイプの人だったら
「すごいね、ほんと。」
「伸びしろ あるよね。」
「短い言葉」に 「想い」を凝縮させて伝えます。
どちらの伝え方も 相手に想いが届く 大事な「褒め方」で、
どちらが良いとか、悪いとか そういうものではありません。
ただ、、自分が少し自信を無くしかけた時、どちらが思い出しやすいか
その点では、やはり「短い言葉」の方が 思い起こす力は強いようです。
僕も スタッフも 「褒め言葉」は短い方を なるべく選択しています。
ただ、、、ご本人ではなく、そのご家族や周囲の人たちに
その方を褒める際には、「褒め言葉」は長くするようにしています。
「本人」を直接 褒める時 と
「本人」について、家族や周囲の方に褒める時
そこは、明確に使い分けをしているのです。
その理由
それは、「直接評価」と「間接評価」の「差」が大きければ大きいほど
人の「モチベーション」が高くなるからです。
自分にかけてくれた「褒め言葉」と
他人から遠回しに耳に入ってきた自分に対する「褒め言葉」が
「同じ」であると 感動は 薄くなり
その「差」が大きくなればなるほど、感動が大きくなり
「よし頑張るぞ」という「モチベーション」が高くなるのです。
これは、きっと誰でも1度は経験しているはずです。
「褒めること」を「モチベーション」につなげる。
「褒め方」ひとつで、「伸びしろ」は大きくなるのです。(げんき)