その664)「時間割を作ること」は簡単だが、「時間割を守ること」は難しい。

 

 

 

 

メンタル面で不調がある方を支援する際に、必ず 最初に行っていること

 

 

 

それは「時間割を作ること」です。

 

 

 

 

 

一日の生活をできる限り「パターン化」してしまう作業を

 

支援のスタートにおいています。

 

 

 

 

そして、休みや休息にかかる時間も 最初から確保してもらっています。

 

 

 

 

もちろん、これは「一定のリズムを作ること」が目的です。

 

 

 

 

 

「時間割を作ること」

 

 

 

これは、意外と簡単にできます。

 

 

 

 

午前中には、これをします。

 

午後からは、これをします。

 

 

 

 

こうした「時間割」を作ることは 誰でも簡単にできるのです。

 

 

 

 

 

難しいのは、「時間割を守ること」です。

 

 

 

「時間割」で難しいのは「守ること」なのです。

 

 

 

 

 

この時間帯には、これをやろうと思っていても

 

 

他に気になることが発生したり、

 

突然の依頼や相談のメールがきたり、

 

そうした「誘惑」が「時間割を守ること」を妨害するのです。

 

 

 

 

そんな時に、「これが終わってから」

 

 

そう割り切ることができれば OKなのですが、

 

 

 

気になって、気になって仕方なくなり、、

 

 

 

「臨機応変に」という「最強」の言葉を使って

 

 

「時間割」を変更することになります。

 

 

 

1度、「時間割」を変更しても、また元に戻れるのであれば OKですが、、、

 

 

 

だいたいの場合は、そのまま この「時間割」は消えてなくなっていくのです。

 

 

 

 

 

 

 

「時間割を作ること」

 

 

 

これは「規則正しい生活をするため」ではありません。

 

 

「きっちりとした性格」を目指すためでもありません。

 

 

 

 

 

「割り切る姿勢を作ること」

 

 

「突発的な出来事に振り回されないこと」

 

 

 

このための「トレーニング」なのです。

 

 

 

 

 

それさえ 手に入れることができれば

 

 

別に 「時間割」通りに動く必要はありません。

 

「時間割」など必要ないのです。

 

まさに「臨機応変」に活動した方が良いのです。

 

 

 

 

 

「臨機応変に」なるためには、まず最初に「割り切る姿勢」が必要になります。

 

 

 

 

そのために「時間割」を使っているのです。(げんき)