その681)「送り」と「迎え」時の保育者の役割は違うのです。

 

 

保育園へのこどもの送り迎え

 

 

先生と保護者との大切な「接点」です。

 

 

 

 

 

 

よく「送り迎え」の対応という言葉を耳にしますが、、

 

 

厳密に言えば、「送り」と「迎え」では、保護者への対応は異なります。

 

 

 

「送り」と「迎え」には、それぞれの「役割」があるのです。

 

 

 

 

 

 

「送り」というのは、保護者にとって「業務(仕事)」のスタートです。

 

 

「送り」が今日1日の「仕事のスイッチ」なのです。

 

 

 

 

「送り」の際には、保護者によっても差はありますが、

 

今日1日の不安や緊張感を抱えている状態です。

 

 

 

気持ちの半分は、すでに「仕事のモード」に入っています。

 

 

 

「送り」の際の対応は、保護者の「出鼻をくじかない」ことです。

 

 

 

こどもへは、「緩やかな対応」 保護者へは、「しっかりした対応」

 

 

このバランスが必要になります。

 

 

 

 

 

今度は、「迎え」です。

 

 

 

「迎え」というのは、「今日1日の終わり」のスイッチを入れるものです。

 

 

 

「プライベート」に戻る瞬間。

 

 

ホッと、気持ちがリラックスできる時間が ここから始まるのです。

 

 

 

 

 

「迎え」の対応は、温かくお迎えすることが大切です。

 

 

「今日も1日 お疲れ様でしたね。お帰りなさい。頑張りましたね。」

 

 

そうした気持ちをお届けすることで、

 

 

「ホッと」した気持ちになってもらう。

 

 

これが、「迎え」の際の対応の基本的な考え方です。

 

 

 

 

「送り」は、「仕事モード」の始まり。

 

 

「迎え」は、「プライベートモード」の始まり。

 

 

 

そう考えると、言葉がけや表情、伝えるメッセージにも 工夫が生まれます。

 

 

 

 

「送り」と「迎え」両方を行う保護者。

 

 

「送り」と「迎え」をご夫婦でバランスよく担当している保護者。

 

 

保護者の役割によっても、対応に少しだけ変化を持たせることもあります。

 

 

 

 

 

「送迎」と考えずに、「送り」と「迎え」を切り分けて考える。

 

 

 

ここに気づくだけでも、「保護者対応」のレベルは格段にアップします。(げんき)