その687)「言うことを聞かない」と「罰を与える」は、大人になっても修正が難しい。

 

 

 

こどもの躾の中で、「言うことを聞かない」と「罰を与える」

 

 

 

そんな習慣があるご家庭もあるかと思います。

 

場合によっては、保育の現場や学校現場で行われているかもしれません。

 

 

 

 

「言うことを聞かない」から「説教する」

 

 

であれば、まだ なんとなく 分かる気もしますが、、

 

「罰を与える」のは、やめた方が賢明です。

 

 

 

 

 

それは、大人になって「自分自身を苦しめる要因」になるから です。

 

 

 

 

 

大人のメンタルヘルス支援を行う中で、

 

色々なご相談があるのですが、

 

 

特に 修正が難しいのが、この「罪悪感」です。

 

 

 

「人の言うこと」が聞けなかった時に抱く、「罪悪感」。

 

これは、なかなか修正が 難しいのです。

 

 

 

 

 

一方、同じように「人の言うこと」が聞けなかった時でも

 

相手の言い分を理解できたり、

 

自分としては こういう意見があるのだと 意思表示ができる人もいます。

 

 

 

そこには、「反省の弁」はありますが、「罪の意識」はありません。

 

 

 

 

 

よくよく 話を聞いてみると その考え方の「くせ」は 今に始まったことではなく、

 

こどもの頃からのようです。

 

 

 

「言うことを聞かない」時に「説教された」事が多かった方。

 

 

「言うことを聞かない」時に「罰を与えられた」事が多かった方。

 

 

 

もちろん、それが全てではないのですが、大きな要因となっているのは

 

間違いないようです。

 

 

 

 

こどもたちのセラピーの中で、この「罪悪感」をクリアにすることは 

 

もちろん時間はかかるのですが、可能です。

 

 

ただ、大人の持つ「罪悪感」は、少々の事ではクリアにすることはできません。

 

 

 

 

 

そのため、保護者支援では

 

この「言うことを聞かない時」にどのように伝えたら

 

こどもにとっても、自分にとっても良いのか

 

そのための「言葉がけ」の支援を行っています。

 

 

 

 

特に、メンタル面で不調を抱えている保護者の方だと

 

それが、きっかけで調子を崩すこともよくあります。

 

 

 

 

そうした保護者の方の状況や、こどものタイプに合わせて

 

「言葉がけ」は大きく変わってきます。

 

 

 

 

「罰を与えること」と「罪の意識を与えること」 違います。

 

 

 

「罪の意識を与えずに 罰を感じてもらうことは、可能なのです。

 

 

そうした「言葉がけ」を 保護者の方にお伝えしています。(げんき)