最近は、研修の会場で、「新任」の先生方にお会いすることが多くなりました。
「私、今年の4月から保育士になりました。」
「私、はじめて学童保育の指導員になったんです。」
「初めて」の先生 です。
「これから たくさん学ぼうと思います。どういう風に勉強したらいいですか?」
そんな質問も よく頂きます。
その際には、いつも
「誰かに教えるつもりで、学んだらいいですよ。」
「3年後に研修で教えるつもりで、毎日の経験を楽しんでくださいね。」
そう、お伝えしています。
教わる前から、教えてもらう段階から
「自分がいつか教える」つもりで学ぶと、3倍速で成長できるのです。
これは、保育に限らず、どの業界であっても同じです。
「新しいこと」を教えてもらう時、
「単に」教わるだけでは、それは「習得」にとどまります。
でも、、
「いつか自分がこれを教える立場になる」
そう思って、初めから学べば、それは「教材」になるのです。
「新しいこと」を学ぶだけでなく、
「教え方」も学ぶことができるからです。
「ここを教える時は、もう少し図で示した方がいいな。。」
「それは、この表現の方が伝わりやすいと思うけどなあ。」
そうやって考えながら 学べるからです。
つまり、「教わる側の心理」も体験することができるのです。
①「新しいこと」を学べる。
②「教え方」も学べる。
③「教わる側の心理」も学べる。
まさに、3倍 学べるのです。
僕も、初めての頃が もちろん ありました。
初めて、保育士として活動した時も、初めて 学童保育指導員になった時も
初めて、ソーシャルワーカーになった時にも
いつも 「いつか教える」つもりで学んでいました。
「今の学び」は、「未来の自分」につながっているのです。(げんき)