植物や野菜などを育てて、収穫されるまでの間には、
種を植える → 芽が出る → 花が咲く → 実がなる
という流れが あります。
これは、「自然界のルール」なので、変えようがありません。
種を植えてから、 実がなるまでの間には、
必ず、「時間」が必要なのです。
保育者研修では、みなさんに この流れを感じてもらうことを
大事なテーマにしています。
保育というのは、この「種を植えている」場面 だからです。
よく、保育士の先生が卒園の際に
「先生、、なんとか卒園までには、そう思って 色々と努力したのですが、
ちゃんと成果を出してあげられなくて、悔しいです、、」
そうやって、涙を浮かべながら 話してくれることがあります。
でも、、何も心配しなくても いいのです。
必ず、「芽は出る」からです 。
僕は、基本的に 保育所から小学校まで こどもたちについていきます。
連続して、こどもたちを引き続き 追いかけていくのです。
そこで、いつも 気づくことがあります。
それは、「保育者の努力には、何一つ無駄はない」 ということです。
先生方が、園生活の中で
汗を流し、涙を浮かべて 頑張った こどもたちへの働きかけというのは、
必ず、「芽が出る」のです。
その「芽」は、小学校1年生の時に出るかもしれません。
もしかしたら、突然、3年生になってから 芽が出てくるかもしれないのです。
ただ、、間違いなく言えることは
「蒔いた種は、必ず 芽が出る」ということです。
「必ず」なのです。
無駄な努力、無駄な時間というのは、「保育の現場」にはないのです。(げんき)