その723)「量を調整する」視点をもった保育者は凄いと思う。

 

 

 

こどもたちと保育士の先生が、一緒に過ごしている場に おじゃますることがあります。

 

そこで、いつも 凄いなあと思うことがあります。

 

 

 

 

 

それは、保育士の先生の「量を調整する」ちから です。

 

 

 

この「量を調整する」視点には、いつも 感心します。

 

 

 

 

 

 

 

こどもが遊んでいる場をみて

 

「量が多すぎる」と感じたら、その「場」から 今使わない おもちゃや本を片づけたり、

 

こどもに 「今、遊ぶもの」と「今、遊ばないもの」を判断させて、片づけを促したり

 

 

 

その「場」にあった「量を調整」しているのです。

 

 

 

このことを、ほとんどの場合、保育士の先生は「無意識」に行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

「気づいて、片づける」「片づけさせる」(片づけを促す) という視点ではなく、

 

 

 

この「場」には「多すぎる」と

 

「適切な量を判断できること」が、 実は 凄いのです。

 

 

 

 

 

 

「適切な量」を判断できる能力

 

 

 

これは、その「場」と そこにいる「人」を理解し、関心がなければ

 

絶対にできないこと だからです。

 

 

 

 

 

 

 

保育の場だけでなく、企業や集団などの組織の中でも

 

「適切な量」を判断できる リーダーや上司の方がいます。

 

 

そうした リーダーの下で働く、部下やチームは 活き活きと力を発揮します。

 

 

 

 

同じように、「量を判断できる」保育者の下で 遊ぶこどもたちも、

 

活き活きと遊び、こどもの能力をグングン伸ばすことができるのです。

 

 

 

 

 

 

相談支援を行う人も 全く 同じです。

 

 

 

 

「量を調整できる」視点をもった支援者は、エンパワーメント能力が高いのです。

 

 

 

 

 

 

 

この人は、きっと伸びるだろうなあ、、、そう感じる人というのは、

 

例外なく「バランス感覚」が備わっているのです。(げんき)