「元気先生は、何か 支援のスキルをアップする練習 ではないですが、、
何か、先生独自のトレーニング的なものは ありますか??
あれば、是非教えてください。」
研修の後で、お話させていただいた先生から こんな質問を頂きました。
「練習」??
一瞬、、何かあっただろうか、、と考えてしまいました。。
「支援のスキルをアップするための練習」
そうしたものは、意識して行っていないので。。
「あっ、、「練習」ではないけれど 時々意識的にやっていることはありますよ。」
「ただ、、参考になるかどうかは、わからないですけど、、」
そういって、一つだけ お答えいたしました。
それは、「なんで?」と考える練習です。
例えば、僕は 机の上に手帳を立てておく習慣があるのですが、、
その時に、自分に問いかけます。
「なんで? 立てているの?」
そして、自分で答えを返します。
「次の予定を、一瞬で確認したいから」
そんな感じで答えます。
「なんで?」という質問に対して
それは「●●したいから」という 願望や思いで答える練習です。
毎週何曜日の何時から という風に決めているわけではないのですが、
気づいた時や、不思議だな、、あれ なんで? と思った時に
その考える練習をしています。
この練習で、大切なのは 「●●したいと思っているから」という
その人の「願望」や「思い」に目を向けることです。
その「願望」も「意識的に思っていること」ではなく、
「無意識」のうちに思っていることを 想像します。
先ほどの、僕が自分に質問をした 「なんで?手帳を立てているの?」
意識している願望は、「次の予定を 一瞬で確認したいから」 です。
でも、、これは あくまでも「意識レベル」にあがっている願望に過ぎません。
無意識のレベルで思っている「思い」は、
「忘れていることがないだろうかと 常に不安」だから です。
何か忘れていないだろうか?? そうした不安があるから
見やすいように立てている。
これが 無意識のレベルで思っている「思い」です。
そこには、小さいですけれど「不安」が隠れている証拠なのです。
もし、その「不安」が解消される「仕組み」が出来上がったとしたら
おそらく、手帳を立てて置くことも やめてしまうでしょう。
身体の動きや仕草も そうですし、
髪型や、アクセサリー、持ち物だったり、
モノの置き方や扱い方、レイアウト一つとっても
そこには、無意識レベルでの 願望や思いは 必ず隠れています。
「意識」している「願望」ではなく、
「無意識」で思っている「願望」や「思い」に目を向けること。
これは「練習」しなければ、習得は なかなか難しいのです。(げんき)