「相談支援」というのは、とても不思議なもので、
「相談者」と「支援者」では、
「解決できるかどうか」について 若干、捉え方が異なります。
「支援者」は、「話」の中身を伺いながら
最終的な流れの中で、「解決」を考えます。
こうやって、こうして、こうなれば、おそらく「解決できるだろう」
こんな感じです。
「支援の流れ」の「結果」として、「解決」があるのです。
でも、、「相談者」は、異なります。
「最初の雰囲気」です。
顔を合わせて、最初の3分くらいの間で
「うーーん。。。。多分 解決しないだろう」
そう判断してしまいます。
「解決できるかどうか」
それは、面談の最初の「早い段階」で感じ、イメージしてしまうのです。
「相談支援」は、「最初の雰囲気」で 決まります。
それも、最初の3分~5分くらいの「雰囲気」で決まってしまうのです。
「今日は なんだか話を聞いて欲しい」
そうした、「話す場」を求めた面談であっても、「話せる雰囲気」かどうかは重要ですし、
本当に 何らかの解決を求めている「相談」の場では、
最初の「雰囲気」というのが、かなりのウエイトを占めてくるのは間違いありません。
「相談支援」での「支援者の準備」というのは、
まず、今回の相談では、
① とにかく 話を聞いて欲しいという 思いの方が強いのか
② 相談者も家族も本当に困っている。今すぐに何とかして欲しいのか
その点を まず 「イメージ」しておくことが大切です。
そして、
① の場合であれば、「傾聴」していくことに専念する。
② の場合であれば、最初の5分で 「支援者」の「解決への思い」を
どう表現するのかを、予め 構成しておくことが 重要なポイントになります。
「相談支援」の前に、準備が必要ですか?? と質問を頂くことがあるのですが、
どういった相談であっても、「事前の準備」は、やはり必要です。
「相談支援」の「準備」とは、「安心感」の表現です。
「話」を聞いてもらえる「安心感」
「解決」が期待できる「安心感」 なのです。(げんき)