「保護者支援の研修」
その中心となるのは、保護者への「言葉がけ」になります。
「保護者支援の研修」というのは、 実は 内容は シンプルなのです。
「言葉がけの研修」も、実は とてもシンプルです。
これは、2つしか ありません。
①オブラートに包んで伝える「言葉がけ」の研修
②ストレートに伝える「言葉がけ」の研修
この2つの どちらかになります。
よく、研修にご参加頂いた保育士の先生から
元気先生の「言葉がけ研修」は、「ストレート」ですねよ。
そんな 感想を頂くことがあります。
僕は、基本的には「オブラートに包む言葉がけ」を行っていません。
こどもたちにも、保護者の方にも、保育士の先生にも
ストレートです。
理由は、簡単です。
「オブラート」に包むと
①本当の意味が伝わりにくくなる。
②オブラートに包んだことがわかると信頼がなくなる。
この2つの理由からです。
オブラートに包むと わかりにくくなるのです。
「こんな時には、このように伝えましょう」
でも、、、それだと その後うまくいかなくなるのです。
本来、人と人との関係というのは、
「こんな時、こう伝える」ではなく、
「こう思ったから、こう伝える」です。
僕は、こう思うよ。
私は、こう思います。
これが、本来の つながった関係での「言葉がけ」です。
「想い」を伝えられるからこそ、つながっているのです。
もちろん、落ち込んでいる方を慰める際に、
本当のことは伝えずに、オブラートに包んで話す場合もあります。
ただ、、これまでの相談支援の経験から
相手が落ち込んでいる時こそ、こちらが「丸裸」の状態で
包み隠さずに伝えた方が 後々 うまくいきます。
本当は「ストレート」に伝える習慣が、必要なのです。
ただ、、そのためには、、
「ストレート」に伝えられる「関係」が構築されていることが大前提になります。
僕は、「言葉がけの研修」の中で、
「言葉が入る状態」
「言葉が届く状態」
を みなさんにお見せし、(一人芝居のような形です)
その上で、「言葉が入る関係づくりのコツ」をお伝えしています。
「言葉が入る関係づくり」とは、
たとえ今 相手と険悪な状態であったとしても すぐに作り直すことができます。
「言葉がけ研修」とは、「言葉」のかけ方の研修ではなく、
「言葉が入る関係づくり」のコツをお伝えする研修 なのです。(げんき)