その738)「やらない理由」がすぐに出てくるかどうかをチェックしているのです。

 

 

 

 

「先生、質問があります。面談の際に、必ず聴かなければならないこと。

 

ここだけは、確認しておきたい、そうした点は 何かありますか?」

 

 

昨日の「相談支援研修」にご参加頂いた先生から、メールで質問を頂きました。

 

 

 

 

「必ず聴かなければならないこと。」

 

 

 

それは、面談がどのようなものか、によって変わってくるので、

 

そこは、何とも言えないところですが。。

 

 

 

 

「必ず、確認すること」は あります。

 

 

僕は、「その数」も 確認しています。

 

 

 

 

 

それは、「できない理由」 「やらない理由」 です。

 

 

 

「もう、少し時間に余裕ができたら いいのですが。。」

 

 

「もう少し、お金があったら 可能なのですが。」

 

 

「これまで、そうしたことを学んだことがないので。。」

 

 

 

 

 

行動を起こすことができない理由

 

 

 

それが、いくつ出てきたかは、必ず 確認しています。

 

 

 

 

「支援」を行う中で、大切なのは

 

「相談の内容」ではありません。

 

 

 

 

 

「行動を起こすこと」ができるかどうか

 

その点を見極めることが 一番 重要なのです。

 

 

 

 

 

「やらない理由」「できない理由」が、すぐに出てくるのは、

 

 

それは、「変化に対する恐怖心」です。

 

 

 

 

「恐怖」や「不安」がなければ、そのハードルはグーンと下がります。

 

 

 

 

 

でも、、「やらない理由」や「できない理由」というのは、

 

 

ご相談者の言う

 

 

「時間がない」「お金がない」「余裕がない」「経験がない」

 

 

 

という理由ではないことに 気づけるかどうか

 

 

そこが 一番のポイント です。

 

 

 

 

その「理由」は、あくまでも 「理由づけ」であって

 

 

本当に隠れている「恐怖」や「不安」というのは、別のモノです。

 

 

 

 

よく、支援者の先生から

 

 

「時間がないないって、、時間が出来たのにやれないんです。。」

 

「余裕がないって、、今あんなに余裕あるのに、なぜやらないんでしょうか??」

 

 

そんな、支援の悩みを聞くことがあります。

 

 

 

 

それは、ご相談者の問題ではなく、

 

「理由」の裏にある「恐怖」や「不安」に、気づいていないからです。

 

 

 

 

受容的とは

 

 

すべてを、「そのまま」受け止めることではありません。

 

 

 

 

抱えている「不安」に気づいて、

 

それをキャッチしているかどうか なのです。(げんき)