「メンタル面や、身体面で不調を抱えた方との面談の際に
何を話したらいいでしょうか?」
よく、先生や支援者の方から 質問を頂きます。
「やはり、職場の事や業務について 話すべきでしょうか?」
そうした質問もよく頂きます。
職場に何らかの原因が隠れている メンタル面での不調では
やはり、職場の事や業務の事を
一緒に考えて、お話しなければなりません。
それは、ご質問の通り です。
ただ、、話す 順番というのが、あります。
それは、「休日の過ごし方」から話す ということです。
「勤務・業務・仕事の話」から → 「休日などのプライベートな話」
ではなく、
「休日などのプライベートな話」から →「勤務・業務・仕事の話」
という流れです。
休日に元気かどうか。
しっかりと休めているか、身体を動かせているかどうか。
そこから、疲労の度合が 判断できるからです。
これが、「疲労」の「ものさし」なのです。
全く、何にもやる気が起きない・・・のか
多少は、自ら 動いて リフレッシュしようとしているのか
休日は、上手に頭を切り替えらるのか、
それによって、
後で本格的に話し合う「勤務・業務・仕事の話」の内容が変わってきます。
最初に「勤務・業務・仕事の話」を伺うと
抱えている問題が、大変なことは よくわかります。
それについて、悩んでいることも よくわかります。
ただ、、悩んでいるという事実は わかるのですが、、
実際に、その大変さや悩みの大きさが 本人にとって、
どのくらいの大きさなのかは、なかなか判断が難しいのです。
でも、先に「休日などのプライベートな話」を伺っておけば、
その大変さや悩みの大きさを 支援者は イメージしやすくなります。
ものすごく大変そうに話をされるけれど、、本当は、そんなには疲れていない。
それほど、大変そうではないけれど、、実は本人が自覚できないほど過労の状態。
そうしたことは、よくあるのです。
「面談」には、必ず 何らかの判断の「ものさし」が必要になります。
自分の「ものさし」を持つと、「傾聴」しやすくなるのです。(げんき)