その739)不調を抱えた方との面談は「休日の過ごし方」がメインとなるのです。

 

 

 

「メンタル面や、身体面で不調を抱えた方との面談の際に

 

 

何を話したらいいでしょうか?」

 

 

 

よく、先生や支援者の方から 質問を頂きます。

 

 

 

「やはり、職場の事や業務について 話すべきでしょうか?」

 

 

そうした質問もよく頂きます。

 

 

 

 

 

職場に何らかの原因が隠れている メンタル面での不調では

 

やはり、職場の事や業務の事を

 

一緒に考えて、お話しなければなりません。

 

 

 

それは、ご質問の通り です。

 

 

 

 

ただ、、話す 順番というのが、あります。

 

 

 

 

 

 

それは、「休日の過ごし方」から話す ということです。

 

 

 

「勤務・業務・仕事の話」から → 「休日などのプライベートな話」

 

 

 

ではなく、

 

 

「休日などのプライベートな話」から →「勤務・業務・仕事の話」

 

 

 

という流れです。

 

 

 

 

 

休日に元気かどうか。

 

しっかりと休めているか、身体を動かせているかどうか。

 

そこから、疲労の度合が 判断できるからです。

 

 

 

 

これが、「疲労」の「ものさし」なのです。

 

 

 

 

全く、何にもやる気が起きない・・・のか

 

 

多少は、自ら 動いて リフレッシュしようとしているのか

 

 

休日は、上手に頭を切り替えらるのか、

 

 

 

 

 

それによって、

 

 

後で本格的に話し合う「勤務・業務・仕事の話」の内容が変わってきます。

 

 

 

 

 

最初に「勤務・業務・仕事の話」を伺うと

 

 

抱えている問題が、大変なことは よくわかります。

 

それについて、悩んでいることも よくわかります。

 

 

 

 

ただ、、悩んでいるという事実は わかるのですが、、

 

実際に、その大変さや悩みの大きさが 本人にとって、

 

どのくらいの大きさなのかは、なかなか判断が難しいのです。

 

 

 

 

でも、先に「休日などのプライベートな話」を伺っておけば、

 

その大変さや悩みの大きさを 支援者は イメージしやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

ものすごく大変そうに話をされるけれど、、本当は、そんなには疲れていない。

 

 

それほど、大変そうではないけれど、、実は本人が自覚できないほど過労の状態。

 

 

 

そうしたことは、よくあるのです。

 

 

 

 

 

「面談」には、必ず 何らかの判断の「ものさし」が必要になります。

 

 

 

自分の「ものさし」を持つと、「傾聴」しやすくなるのです。(げんき)