保育者研修で保育士の先生から、
「保護者支援は、なぜ やらなければならないのですか??」
という質問は あまり出てきません。
なぜかというと
保護者支援が、こどもの支援とつながっていること。
それを 経験上 理解しているからです。
保育士を目指す学生の方からは、
「なぜ、保護者を支援しなければならないのですか?」
という質問は よくいただきます。
でも、、保育士となって、保育現場に入っていくと
その質問は だんだんと なくなっていきます。
「保護者支援」と「こどもの支援」が どうつながっているのか?
これも よく質問があります。
この2つをつなげているもの
それは、「課題」です。
「課題」が共有できているかどうか
実は、それが この2つの「関係性」なのです。
「課題」には、4つのもの あります。
①大きな「課題」で 気づいているもの。
②大きな「課題」で 気づいていないもの。
③小さな「課題」で 気づいているもの。
④小さな「課題」で 気づいていないもの。
この4つ です。
保護者も、保育者も
「こどもたちのこと」について、なんらかの不安や心配事を持っています。
こどもが すくすくと成長すればするほど
不安や心配ごとは、自然と発生するものです。
そうした「課題」というのは、
こどもたちに関係する大人が、「共有」すれば、するほど
解決のスピードは 早くなります。
その「課題」の「共有」の際に
それが、どういう「課題」なのかを明確にしておく必要があるのです。
保育者が気づいていて、保護者が気づいていないものは 何なのか。
保護者が気づいていて、保育者が気づいてないものは 何なのか。
そうした視点をもって行う活動が 「保護者支援」 なのです。
「保護者支援」というのは、保育者 → 保護者 という
一方的なサポートではなく、
保育者 ⇔ 保護者 という 双方的なサポート です。
「保護者支援」をすることで、
実は、 保育者も サポートを受けているのです。(げんき)