その745)「保護者支援」とは、「課題の共有」なのです。

 

 

保育者研修で保育士の先生から、

 

 

「保護者支援は、なぜ やらなければならないのですか??」

 

 

という質問は あまり出てきません。

 

 

 

 

なぜかというと

 

 

保護者支援が、こどもの支援とつながっていること。

 

 

それを 経験上 理解しているからです。

 

 

 

 

保育士を目指す学生の方からは、

 

 

「なぜ、保護者を支援しなければならないのですか?」

 

 

という質問は よくいただきます。

 

 

 

 

でも、、保育士となって、保育現場に入っていくと

 

 

その質問は だんだんと なくなっていきます。

 

 

 

 

 

「保護者支援」と「こどもの支援」が どうつながっているのか?

 

 

 

これも よく質問があります。

 

 

 

この2つをつなげているもの

 

 

それは、「課題」です。

 

 

 

 

「課題」が共有できているかどうか

 

 

 

実は、それが この2つの「関係性」なのです。

 

 

 

 

 

 

「課題」には、4つのもの あります。

 

 

①大きな「課題」で 気づいているもの。

 

②大きな「課題」で 気づいていないもの。

 

③小さな「課題」で 気づいているもの。

 

④小さな「課題」で 気づいていないもの。

 

 

 

この4つ です。

 

 

 

保護者も、保育者も

 

「こどもたちのこと」について、なんらかの不安や心配事を持っています。

 

 

こどもが すくすくと成長すればするほど

 

不安や心配ごとは、自然と発生するものです。

 

 

 

 

 

そうした「課題」というのは、

 

こどもたちに関係する大人が、「共有」すれば、するほど

 

解決のスピードは 早くなります。

 

 

 

 

 

その「課題」の「共有」の際に

 

それが、どういう「課題」なのかを明確にしておく必要があるのです。

 

 

 

 

保育者が気づいていて、保護者が気づいていないものは 何なのか。

 

 

保護者が気づいていて、保育者が気づいてないものは 何なのか。

 

 

 

 

 

そうした視点をもって行う活動が 「保護者支援」 なのです。

 

 

 

 

「保護者支援」というのは、保育者 → 保護者 という

 

一方的なサポートではなく、

 

保育者 ⇔ 保護者 という 双方的なサポート です。

 

 

 

「保護者支援」をすることで、

 

実は、 保育者も サポートを受けているのです。(げんき)