先日、仲の良い 園長先生から 連絡がありました。
「先生、またお時間が取れる日があれば、是非 ミーティングしてください!!」
とのメールでした。
特に 定期的なミーティングをしているわけではありません。
ただ、、年に1回程度 「棚卸し」をしているのです。
もちろん、「頭の中」のです。
年に1回。できれば、半年に1回くらいのペースでやってみることをお薦めします。
それは、「人」と「業務」の棚卸し です。
この作業は、もちろん、1人でもできるのですが、、
できれば、誰かに「質問者」になってもらいながらやると
かなり 頭の中がスッキリします。
やることは、2つ です。
① 今いる先生のそれぞれの個性や特徴、得意・不得意な点を話す。
② 園の中にある 全ての業務について、一つずつ手順を話す。
この2つ です。
①は、今いる先生、全員について 話してもらうことです。
「●●先生は、何年目で、どんな感じの方ですか?」
「●●先生は、今年で5年目で、今は●●を担当しています。
●●先生は、とても器用で、こういう準備が得意なんです。」
そんな感じで、一人一人の先生について、思っているまま、感じているままを
話してもらいます。 思ったまま というのが 大事です。
もちろん、全員です。
②は、それぞれの先生の仕事の内容だけでなく、朝の準備から閉園後までの
すべての園の業務を 順番に(流れの通りに)話してもらうことです。
これは、質問者が 一つずつ 「●●は、どんな流れですか?」
「朝一番にやることは、なんですか?」のように質問する方が負担なく答えられます。
この2つを、できれば 2時間くらいかけて 話し合う。
それが、園長先生と行っている「ミーティング」の内容 です。
では、この「ミーティング」の意味は なんだと思いますか?
それは、「メンタルヘルス支援」です。
ここにも、2つの意味があります。
一つは、「園長先生自身のセルフケア」の支援
もう一つは、「職場全体の負荷を下げる」支援 です。
行う場合には、その園に勤務している職員というよりも
全く関係のない 他者や外部の方であれば より効果は上がります。
それは、「なぜ?」という素朴な疑問が浮かんでくるからです。
ここが、一番重要なポイント なのです。
質問者が「気づき」
回答者が「気づく」
そのために 行うのです。
人は、その中にいると 「今の状態」に気づきにくくなります。
それが、「当たり前」になってしまうから です。
「当たり前」になって、だんだん 「そこ」に気づかなくなると
それは、「大きな落とし穴」に変わります。
「そこ」が「底」に変わるのです。
こどもの頃に作った「落とし穴」も 単に 穴があいているだけなら
誰も 落ちません。
そこには、穴の上に紙や布が敷いてあって、
その上に 砂や落ち葉を置いて 穴があることを分からなくしているから
みんな 落ちるのです。
気づかないから、 人は 穴に落ちる のです。
こどもの頃の落とし穴は、いたずら好きな友達が 作ります。
でも、、
大人の落とし穴は、ほとんどの場合、自分で作っているのです。(げんき)