「先生、、いつも会議の時間が長いのですが、、最終的に結論が出ないんですね、、
出ても、、うーーん、とりあえず、、というか 結論が強引というか、、
会議というのは、こんな感じでいいんでしょうか??」
支援についての「ケース会議」が終わった後の先生が、相談室にいらして
ため息まじりに、こう お話されていました。
「会議」
ちょっとしたミーティングであれば、10分、15分という時間でも 特に異論はない
ようなのですが、、
「会議」特に「支援についての会議」となると
なぜか、、30分 または 1時間 単位 で設定されることが多いと思います。
理由は、簡単 です。
① 集まる移動時間と同程度の時間を設定しなければならない。
② 短い時間だと結論まで至らない。
そう、「思い込んでいる」からです。
「支援の会議」となると、様々な方が、離れた場所から集まることが多く、
初めての方(初対面)が、いらっしゃる場合もあります。
移動に、30分かけて来て、「10分の話し合い」だと、
やはり、申し訳ない、、そう思い込んでいるからです。
また、人は、「大事な決断には、時間をかけなければならない」
そう、思い込んでいます。
だから、
「時間」を少し長めに設定をして「結論」までの道筋をゆっくり取りたい。
だから、「会議」は長くなるのです。
もちろん、そうやって出てきた「結論」も「時間に見合ったもの」と言えるかどうか わかりません。
ただ、、色んな「考え」や「やり方」があるので、それはそれで良いかと思います。
僕の所では、「会議」については、「ルール」を設けています。
「1テーマ、10分」 という 「ルール」です。
「10分」では難しい場合でも、「15分」がMaxです。
保護者の方の面談には、45分から長ければ90分の時間を設定しているのに、
「会議」は、10分~15分 です。
それは、「会議」を細かく分解しているからです。
「会議」は、3つから 構成されています。
「相談」・・こんなことが起こっています。どうしたらいいでしょうか?
「アイデア」・・こうした方法があります。みなさんの意見はどうですか?
「結論」・・それでは今回、これでいきましょう。役割はこれでいきましょう。
という3つです。
この中の「相談」と「アイデア」は、日々の生活の中に落とし込まれています。
大事なのは、最後の「結論」の部分 だけです。
これを関係する先生が、集まって確認する。
これが、「10分会議」の内容 です。
これを行うためには、日頃から
①「相談できる環境」が出来上がっていること。
②「他者の考えを完全に信頼する」土台が出来上がっていること。
これが必要になります。
「先生の考えを、完全に信頼していますよ。」
それがあれば、「10分」だって、可能なのです。(げんき)