その784)こどもたちの事前面談に必ず必要な「生活リズム表」

 

 

 

 

「配慮の必要なこどもの支援」の研修の中で、 もう1つ大事な質問がありました。

 

 

「生活リズム表は、やはり必要でしょうか?」

 

 

というご質問です。

 

 

 

 

必要です。 僕は 必ず必要だと思っています。

 

 

 

この「生活リズム表」は、実際には 「生活記録表」 です。

 

 

 

1日の生活の内容(睡眠や食事、遊びなど)を、

 

何時頃に行ったかが、わかるように記入してもらう表で、

 

できれば2週間。

 

少なくとも1週間分は事前に書いてもらいます。

 

 

 

 

この「生活記録表」を「生活リズム表」に書き換えるのは、

 

僕の役割です。

 

 

 

 

自律神経 という言葉を、よく耳にするかと思います。

 

 

 

 

「交感神経」と「副交感神経」

 

 

どちらかが優位に立てば、どちらかが下がる。シーソーのような関係です。

 

 

「生活リズム表」は、これと同じものですが、

 

「自立神経のリズム」を調べているのでは ありません。

 

 

 

 

面談などで確認する「こどものストレス」が、 

 

どのタイミングで起こりやすいのか、

 

 

『身体の調子と機嫌の関係』

 

 

 

 

それを知るきっかけとするために、「生活リズム」を見ているのです。

 

 

 

 

大人の「自立神経失調症」といわれるものも、医師は

 

 

 

①原因となる精神的なストレスを取り除こうとする場合や

 

②内臓の機能を正常化させようとする場合 など ありますが、

 

 

なかなか改善は大変です。

 

 

 

 

 

 

ただ、こどもの場合には、

 

大人ほど、複雑な生活や人間関係がない分

 

ちょっとした「働きかけの変更」でも ずいぶん 落ち着く場合があります。

 

 

 

ときに、ごはんの時間を少し変えただけで変わった。

 

そんなケースも実際にあるのです。

 

 

 

 

 

保護者と一緒に、

 

「生活リズム表」を一緒にみながら、一緒に想像し、考えながら

 

「やってみる」サポートをする。

 

 

 

 

これも「保護者支援」の一つの手法 です。(げんき)