「メール相談で、なかなか うまく答えが出せません。やり取りばかりが増えます。
どうしたらいいでしょうか?」
ソーシャルワーカーの方からご相談がありました。
「メール相談」で「答えを出す」
これは、難しいこと です。
「対面相談」+「メール相談」+「対面相談」+「メール相談」で
「答えが少し見えてくる」
このくらいの感覚なのです。
基本的に、「相談」というのは、どんなものでもそうですが、
「答えを出す」のではなく、「ヒント」を与える。
そうしたものです。
答えではなく、公式(解き方)を教えるようなものです。
学校の先生や塾の先生は、答えを教えてくれません。
でも、、解き方のヒントや、公式を示してくれます。
そして、「自分で解く」お手伝いをするのです。
その理由は、「自分で解かなければ喜びはないから」です。
相談支援も同じです。
「自分で解決しなければ 喜びはない」のです。
全てを解決してもらうと もちろん 楽です。
解決した時には、手伝ってくれた人に大変感謝します。
でも、、しばらくすると
すっかり そのことは 忘れてしまいます。
感謝の気持ちも もちろん なくなります。
そして、また 同じ問題が目の前にやってきて、戸惑うのです。
「自分で解決」しなければ、喜びがないどころか、
また次に同じ問題が出てきたら、また頼らざるをえなくなります。
相談支援がうまい人というのは、
上手に「解き方のコツ」を伝え、
上手に「自分で解決した感を持ってもらう」
それがうまい人なのです。(げんき)