「人の話を聞く際に、先生は、どんな点を注意して聞いていますか?
何か、人の話を聞くポイントのようなものがありますか?
聞き方のコツを教えてください。
その後って、どんなアドバイスしていますか?
アドバイスのコツを教えてください。」
たぶん、学生の方だと思うのですが、ご質問のメールを頂きました。
※現在、「学生の方からのご質問メール」は中断しております。
今、まだ 未回答のご質問が、200以上あるため、随時 みなさんにはメールで返信して
ます。新規の受付・再開は、もうしばらくお待ちいただけると嬉しいです。(げんき)
人の「話」というのは、たとえ それが どんな内容であっても
大きく分けると、2つに 分かれます。
それは、「未来の話」か、もしくは「過去の話」
その2つ です。
もちろん、「今(現在)の話」もあります。
「今、こうしています。」や「今、こんな状態です。」
のような「今に関するお話」です。
この「今の話」は、一番 大事なので、最後の判断に使います。
僕は、ノートを取れるような面談だと、 下の図のように真ん中に1本線を引いています。
そして、話を伺いながら、下のように 「未来の話」と「過去の話」に分けて
メモを取っています。
どちらがいいとか、悪いとか 判断するためではなく、
あくまでも、「量」が知りたいために、振り分けをします。
そして、「未来の話」が多いのか、「過去の話」が多いのか、
それを 確認した上で、
「今の話」を もう一度、確認しています。
★「過去の話」が多い人の場合、「過去の話」×「今の話」=●●●
☆「未来の話」が多い人の場合、「未来の話」×「今の話」=〇〇〇
のような感じです。 形に表すとすると、、。
これで、何が判断できるのか、
それは、「アドバイスをしたらいいか、どうか」です。
「アドバイスを求めているか、どうか」を判断しています。
「未来の話」が多い人は、「次のアクション」に意識が向いています。
つまり、「アドバイスを受け入れる」スペースが こころの中にあります。
「過去の話」が多い人は、「過去に対する評価」を求めています。
つまり、「アドバイス」ではなく、「評価」を求めています。
ここに、「今の話」が、
「積極的で前向きな行動」か、「現状仕方なく行っている行動」か
が加わると、
①「アドバイス」×「新しいもの」
②「アドバイス」×「現在の修正」
③「評価」×「新しい視点」
④「評価」×「捉え方の修正」
という 4つのパターンに振り分けられます。
こんな感じで、話を聴きながら、自分の中で 相手の方が求めているものを
決定しています。
人は「自分が求めているもの」を、
「言葉で確認したい」という欲求を持っています。
それを知るためには、やはり「考えながら聴くこと」が大切なのです。(げんき)