その811)「どんなこと」をしたかよりも「どんな状態」であったかが大事

 

 

研修で出張中の時には、だいたいホテルに帰ると

 

毎日、保護者の方や先生から頂く「ご相談メール」にお返事を書いています。

 

それが、もうほぼ「日課」になっています。

 

 

 

 

ほとんどの内容が、「こどもたちの気になること」なのですが、、

 

ご質問頂く内容には、1つの共通点があります。

 

 

 

 

 

それは、「どんなことをしたか」 です。

 

 

 

 

こどもが「こんなこと」をします。 どうしたらいいでしょうか?

 

 

こどもが「こんなこと」をする時には、どのように対応したらいいですか?

 

 

 

といった内容です。

 

 

メール等で頂くご質問の内容は、 ほとんどが 「やったこと」です。

 

 

 

 

 

 

その時、僕が感じているのは、

 

 

実は、「どんなこと」をしたかという

 

「やったこと」については、案外 スルーしています。

 

 

 

 

「どんなこと」という その行動自体は、どんどん変化するものであり、

 

「やったこと」というのは、実は それほど重要ではないからです。

 

 

 

 

 

 

大事なこと。

 

 

それは、「どんな状態」であったか という点 です。

 

 

 

 

 

「どんな状態」の「状態」とは、「気持ち」であり「感情」です。

 

 

 

僕は、頂いた質問を聴くときには、

 

 

「どんなこと」よりも「どんな状態」であったかを想像しながら、

 

保護者の方や先生に、その場面を詳しく教えてもらっています。

 

 

 

 

 

「行動パターン」は、「気持ちのパターン」の影響を強く受けます。

 

 

「行動パターン」は、案外 すんなりと変えることができますが、

 

 

その裏にある

 

「気持ちのパターン」を変えることは たやすいことでは ありません。

 

 

ただ、、、、それは 大人の場合 です。

 

 

 

大人になるとかなり難しく、努力と時間が必要なのですが、

 

 

こどもたちの場合には、

 

 

やり方次第では、「気持ちのパターン」は、すんなりと変わることがあります。

 

 

 

 

「研修」を通して、この「気持ちのパターン」を変える方法をみなさんにお伝えしています。

 

 

 

「気持ちのパターン」が変われば

 

 

「気持ちのパターン」→「行動のパターン」と

 

確実に影響を与えて変化していきます。

 

 

 

 

 

「どんな気持ち」だったのか、

 

その結果、「どんなこと」をしたのか、

 

 

 

こどもたちの行動を見る時には、この順番で考えていくことが

 

 

一番のポイントになります。(げんき)