「不安」を抱えた方をサポートする時に、
事前に「必ず伝えておくこと」が あります。
それは、「不安」の反対は『準備』だということ です。
「不安」の反対というのは、「安心」ではありません。
「安心」というのは、実は「成果物」だからです。
何かを行って、何かの準備があって、そこから『生まれるもの』。
それが「安心」なのです。
『準備』があって、はじめて「安心」が生まれます。
その説明を最初に行うと
「不安」というものは、事前に対処ができるのだ。
そのことに気づくことができます。
当研究所での相談支援は、すべて「認知行動療法」をベースに構成されています。
その中で、誰でも簡単にでき、なお且つ 即効性のある効果が期待できるのが
「時間管理」と「習慣化」 です。
「時間管理」というのは、スケジュール管理とは少し意味合いが異なります。
「不安」を生み出さないための『準備』の時間作り です。
それを 毎日のルーティンとして「習慣化」してもらうプログラム。
それだけで 十分に「不安」をコントロールすることができるようになります。
そして、それを行う前に もう1つ
「不安」というのは、誰でも必ず 沸き起こってくるもの。
誰でもみんな 必ず持っているのだということ。
そして、他の人たちは、その「不安」を乗り越える方法は、
事前に『準備』をすることなんだと知っている ということ。
そのことについても、 お話しています。
面談の中で「不安」の中身を 整理することができると
みんな「不安」よりも「先回り」できるようになるのです。(げんき)