「元気先生、ソーシャルワークって問題解決ですよね。」
メールで学生の方から、ご質問を頂きました。
「ソーシャルワーク」=「問題解決」
実は、僕自身は、そんな風に思ったことはありません。
「問題解決」とは「人や機会との出会い」そして「気づき」の先にあるものです。
「問題解決」というのは「最終的なゴール」であり、
そこには、たくさんの『プロセス』があるからです。
「相談」→「新しい出会い」→「新しい気づき」→「新しい行動」→「新しい結果」
その「新しい結果」こそ、「問題解決」なのです。
「相談」の先には、まだまだ たくさんの『プロセス』があります。
相談の流れには、必ず「入口」があって「出口」があります。
まるで、『トンネル』のようなものです。
では、「ソーシャルワーク」とは、何なのですか?
「ソーシャルワーク」=「出口を見つける」お手伝いをすることです。
「悩む」とは、「出口が見えない」状態です。
先が見えない、真っ暗闇の状態だから 不安なのです。
「出口」が見えて「光」が見えれば、あとは「時間」の問題だけです。
「出口」が見えれば、あとは、進めば 必ず「出口」に出るからです。
「出口」を見つけるお手伝いができれば、
あとは、その人自身が 歩いていけます。
「歩く」のは「ソーシャルワーカー」ではありません。
問題を抱えて相談にいらした、「相談者」ご本人なのです。(げんき)