その825)「未経験者」は「今までやってきたこと」の上に積み上げたらいいのです。

 

 

先日、九州のある県で 

 

「これから保育士になる方」のための研修会 に講師としてお招きいただきました。

 

 

その日は、東京への移動日だったので、本来は、お引き受けはできない日なのですが、

 

なかなか、そうした機会も多くはないため、2つ返事でお引き受けいたしました。

 

 

 

参加者の方のプロフィールも、現在の状況も様々のようでしたが、

 

とても 熱心な方が多く、参加されたみなさんに 『是非 保育の現場に来て欲しい』

 

そう感じた 1日でした。

 

 

 

 

これからの方とお話をすると、よく

 

 

「今まで 経験がないからですね、、」

 

「そうした経験がないので。」

 

 

という お返事が返ってきます。

 

 

 

もちろん、未経験なので そうなんだ と思います。

 

「自信」も まだ 生まれてはいないかもしれません。

 

 

 

でも、それでいいのです。 いや、それがいいのです。

 

 

 

 

これから「資格」を取ったり、新しいことを始める方に是非お伝えしたいことがあります。

 

 

 

それは、「今までやってきたこと」の中に『個性』がある ということです。

 

 

 

これからやる「新しいこと」というのは、「未経験」なものです。

 

 

もちろん、そこには『個性』はありません。

 

 

 

保育士の資格を取る方が、100人いて、全員合格して 資格を得たとしても

 

みんな「同じ」です。

 

「合格したこと」の中には『個性』はないので、全員「合格者」という括りになります。

 

 

 

 

ただ、「今までやってきたこと」の上に「資格」を積み上げたとしたら

 

それは、他の人とは違う『個性』になります。

 

 

 

同じ「保育士資格」であっても、それは『別物』なのです。

 

 

 

「今までやってきたこと」が「保育」とは無関係なこと。こどもとは無関係なこと。

 

 

全く違う業界であっても いいのです。

 

逆に、全く違う方が「アドバンテージ」になります。

 

 

 

「今までやってきた経験」の上に『資格』を積み上げることで、『個性』を発揮すること。

 

これが、新しい世界で「自分らしさを表現する」ためのコツです。

 

 

 

「今までやってきたこと」は、「全く無駄なもの」ではありません。

 

 

 

自分が意識する、しないに関わらず

 

これまでの「経験」が、なぜか違う「場」でも 活きてしまう。

 

それを『個性』というのです。(げんき)