その830)「虐待事案」は、「会議」の数ではなく「シミュレーション」の数が大事

 

 

「虐待事案(ケース)」

 

 

これは、大きく分けると 「防止」と「対応」に分かれます。

 

 

 

 

●「防止」は、事前に防ぐ。 

 

●「対応」は、発生したものに対処し、さらに悪化することを防ぐ。

 

 

この2つになります。

 

 

 

これに「会議」というキーワードを組み合わせてみます。

 

 

「防止」×「会議」

 

「対応」×「会議」   になります。

 

 

 

「会議」の数が増えれば、

 

「防止」の力は、増える。強化される。

 

「対応」の力は、増える。強化される。

 

 

と思います。 ただ、、それには「多少」という言葉が上につきます。

 

 

もちろん、「会議」の「中身」次第 になります。

 

 

 

 

では、今度は「シミュレーション」というキーワードを組み合わせてみます。

 

 

「防止」×「シミュレーション」

 

「対応」×「シミュレーション」 になります。

 

 

 

「防止」×「シミュレーション」

 

「シミュレーション」の数が増えれば、「防止」の力は強化されます。

 

 

それだけでなく、

 

「対応」の数が、減ります。

 

 

「防止」×「シミュレーション」の数が増えれば増えるほど、

 

そこが強化されるほど、「対応」の数は、減っていきます。

 

 

もちろん、

 

「対応」×「シミュレーション」も 同じです。

 

 

「再対応」の数は、減っていきます。

 

 

 

 

 

 

「会議」は、数多く行われています。

 

でも、「シミュレーション」は、それほど数多く 行われてはいません。

 

 

 

「シミュレーション」というのは、

 

「こんな時にこうする」という 単に「仮定」をイメージするものとは違います。

 

 

 

「シミュレーション」とは「模擬体験」です。

 

 

実際に、何度も何度も「体験すること」と 同じです。

 

 

「想像力」と「対応力」が、必要になります。

 

 

 

 

「会議」は、10分で終わります。

 

 

でも、「シミュレーション」は、何日もかかります。

 

そして、実体験するのと 同じくらい 心身共に疲れます。

 

 

だから、 あまり やりたがらない のです。

 

 

 

でも、、、

 

 

「防止」というのは、本来 そういうものなのです。(げんき)