これまで、多くの現場で保育士の先生や学童保育指導員の先生と出会い、
研修会場でも多くの先生と出会う中で、感じること。
それは、「保育者の能力は、高い」ということです。
保育者自身が思っている以上に、実は 高いのです。
保育者の能力というのは、実は 5つの「能力」で構成されています。
①見る力
②聴く力
③話す力
④気づく力
⑤愛する力
この5つ です。
もちろん、これは「サービス」と言われる職業に 共通したものです。
ただ、順番が大きくことなるのです。
それは、最初に ⑤愛する力 がくる点です。
こどもたちに対する「愛情」が一番にくるのです。
だからこそ、悩みも不安も増えてくる。
これが、「保育」という仕事です。
「保育者の能力を高めるために、どのような取り組みをしたらいいでしょうか?」
と、よく相談をいただきます。
ほとんどの研修というのは、①見る ②聴く ③話す をメインに構成されています。
でも、実は それでは本当の意味での「ちから」は発揮できないのです。
研修後に、研修担当の先生や園長先生方から
「先生の研修で、もっと もっと こどもたちのことが好きになりました。」
「明日から、こどもたちと過ごす時間が、本当に楽しみになりました。」
そう、言っていただくのですが、
僕にとっては、本当に何よりもありがたい言葉です。
それは、僕自身が伝えようとしているのが、
⑤愛する能力 だから です。
研修の核にあるのが、こどもたちの「愛する能力」と「楽しむ能力」を伸ばすこと です。
これは、保護者支援でも同じです。
保護者の「愛する能力」と「楽しむ能力」を伸ばすことです。
それをお伝えすると、自然に 保育者のこの2つの能力が強化されていきます。
「愛」があるから「気づける」
「気づける」から、
「相手をよく見て」「よく話しを聴いて」そして「想いを持ってお話すること」ができる。
これが「保育者」の能力なのです。(げんき)