その849)「研修講師養成講座」では、3つのTをお伝えしています。

 

 

僕の中で、今 一番 重要な課題。

 

 

それは「後進の育成」です。

 

 

研究所で行っている支援を行うスタッフ。そして研修で先生方にお話ししてもらう講師。

 

 

その育成が大きな課題です。

 

 

というのも、そろそろ僕も そうしたことを引き継ぐ年齢になったから です。

 

逆算していくと、、もう始めないといけない時期なのです。

 

 

 

「人を育てること」には、やはり時間が必要だから です。

 

 

 

 

 

先週、「講師養成のセミナー」を自主開催で実施いたしました。

 

もちろん、一切 ホームページやブログでもご紹介はしていません。

 

 

 

というのは、これまでも「保育者研修」が終わった後で、参加された先生から

 

「私も研修で教える仕事がしてみたいんです」と相談されたり、

 

メールや問合せフォームから「研修講師になりたい」という連絡が度々ありました。

 

 

 

日頃が、出張続きで、ほとんど福岡にいないので、2、3日 研修がない日に

 

数名の方のみにご案内をして、「研修講師の養成」講座っぽいものをやってみました。

 

 

 

問合せを頂いてた方のみにご案内を差し上げたのですが、5名の方にご参加頂きました。

 

ガチガチの研修スタイルではなく、本当に 仲間に伝えるような気楽な雰囲気で

 

2日間、ご一緒に過ごしながら、それぞれの先生の研修の形ができあがりました。

 

 

 

 

僕の研修にご参加頂いた先生方は、きっとイメージしやすいかと思うのですが、

 

研修では、3つのTが大切になります。

 

 

 

それは、

 

 

「Tool(ツール)」「Talk(トーク)」「Theme(テーマ)」

 

 

この3つ です。

 

 

「Tool(ツール)」は、研修で使う 道具。

 

「Talk(トーク)」は、ストーリーテリング

 

「Theme(テーマ)」は、自分の経験から生まれたコンテンツ

 

 

 

この3つが、研修のすべて と言えます。

 

 

 

考える順番は、「テーマ」→「トーク」→「ツール」ですが、

 

やはり 一番大事なのは、「テーマ」です。

 

 

 

保育士の先生は、本当にたくさんの「経験」をされています。

 

 

その中でも「なぜか、うまくいった経験」というのも たくさんお持ちです。

 

 

 

うまくいったのだけれど、その理由がよくわからない。

 

 

 

そのうまくいった「経験」を抽象化し、理論化して、再現性の高い

 

共有できる「法則」に転換します。

 

 

それが、「コンテンツ」です。

 

 

ただ、その作業は、1人で行うのは 非常に難しく、誰かと話しながら

 

その経験の中にある「法則」を見つけ出さなければなりません。

 

 

それさえできれば、それを展開する「ストーリー」そして「ツール」を選ぶ。

 

 

 

これだけで、その先生にしか話せない「研修コンテンツ」ができあがります。

 

 

 

基本的に、僕が研修でお話している内容は、僕にしか話せません。

 

理由は、僕の経験であり、僕が体験したストーリーだからです。

 

 

 

同じように、他の先生の研修コンテンツを僕が、お話することはできません。

 

それは、その先生が歩んできた道のりであり、経験から生まれたストーリーだからです。

 

 

 

そこが「授業」と「研修」の違いになります。

 

 

誰であっても、唯一無二の講師になることは、実は簡単なのです。

 

 

 

 

今回、参加頂いた5名の方は、来年くらいから どんどん現場でお話されるだろう、

 

みなさんのご活躍を本当に期待し、わくわくしています。

 

僕のかわりに研修をお願いするかもしれません。

 

 

 

また、来年初めくらいに この「養成講座」を実施したいと思っています。(げんき)