昨年(2018年)の1月から、1つ。 止めたものがあります。
それは、「いつでも ご相談 OK」 です。
「いつでも 相談できなくなった」のです。
これまでは、相談業務は、ご希望の日時に行っていました。
午前の枠。午後の枠。そして夜の枠。
平日の枠。土日の枠。
決まった枠の中で、空いている時間があれば、そこに相談のご予約が入れられる。
そんな仕組みで「相談業務」を行っていました。
それを今は、「毎週火・木曜日の午後2時から6時まで」に変更しました。
週に2回。それも午後からの4時間の枠だけになりました。
通常、50分の面談のため、すべて埋まっても、4人まで となります。
「いつでもOK」から「週に2回。4時間の「枠」に変更。
そうしたことで、どんなことが 発生したと思いますか?
それは、「満足度があがった」のです。
御相談にいらした方は、もちろんですが、相談を受けるスタッフ側も です。
双方に「考える時間」「準備をする時間」が生まれたからです。
「相談」というのは、実は「こころの準備」ができているかどうかで、
スッキリ感も満足度も 全く違ったものになります。
思いついた瞬間に、勢いで、バタバタと相談すると
話も方向性もまとまらず、なんとなく解決したような してないような
そんな「時間」になってしまいます。
「いつでもOK」で、すぐに予約ができる。
一見、これは とても楽で、便利に見えるのですが、
今週は予約枠が埋まっていて、来週まで 待たなければならない。
そういう状況になると、そこで「寝かせる時間」が生まれます。
もちろん、メールの相談は いつでもOKなので、悶々とするようでしたら、
メールでお送り頂くと、すぐにお返事をお送りしています。
この「寝かせる時間」があるか、ないかで
「面談時」に話される内容の「客観性」に大きな違いが生まれるのです。
すべての「相談機関」がうまくいくかどうかは、わかりませんが、
当研究所の「保護者向けのご相談」は、時間を決めることで うまくいっています。
ちなみに、一般の方からのご相談受付は行っておりません。
提携園の保護者の方からのご相談。または医療機関からのご紹介のみとなっております。
保育ソーシャルワーカーの方へ。
一度「ご相談時間の枠」を検証してみるのも いいかもです。(げんき)