その883)「試す」「使用する」「継続する」が『改善』のプロセスです。

 

 

こどもたちに「何か」を練習させたい。「何か」を教えたい。

 

 

そうした時に、どうしたら一番 効果が上がるのか?

 

 

よく、保護者の方や先生から ご相談を受けることがあります。

 

 

 

特に「気になる行動」を『改善』したい。

 

 

そんな場合には、どうやったら できるようになるのか、どうやったら継続できるか

 

やっぱり、色々と悩んでしまうものです。

 

 

 

 

そんな時には、1度 『改善』のプロセスを 見直してもらっています。

 

 

 

何かの「行動」を定着させる、「継続」するためには、3つのプロセスがあります。

 

 

それは、『試す』⇒『使用する』⇒『継続する』 というプロセス です。

 

 

これが出来て初めて、『改善』されます。

 

 

 

まず、初めてのことなので、必ず 『最初に試す』という「行動」が必要です。

 

最初の1歩。 とりあえず 1回やってみる。試してみる です。

 

 

 

 

そして、次に、もう1回 それをやってみる、何度か『使用する』ことが必要です。

 

1回だけではなく、何度か使ってみる、『使用する』という「経験」です。

 

 

 

その『使用する』が、うまくスケジュールされたり、流れとして「仕組み化」されると

 

『継続する』ことができます。 無意識になり、自然になる プロセス です。

 

 

 

 

この3つの流れができると「新しい行動」が身についたり、「改善」できるのです。

 

 

 

 

『PDCAサイクル』『スモールステップ』など、様々な「用語」はありますが、

 

 

要は、これだけの話 です。

 

 

そんなに 難しく考えなくても、誰でも みんな 自分の中でわかっているのです。

 

 

 

 

 

この「プロセス」の中で、「支援者」の役割というのはどういうものですか?

 

「支援者」は、この「プロセス」で、どんな『役割』を担ったらよいのですか?

 

 

 

 

 

「相談支援」研修の中でも、よく質問を頂きます。

 

 

 

 

 

「支援者」の役割は、「数値」の管理です。

 

 

「回数」の管理や「期間」の管理。

 

そうした「数値」を提案したり、管理するのが役割なのです。

 

 

 

「試す」のは、どの時期がいいのか。最初は、何回やったらいいのか。

 

 

次に「使用する」までに、どのくらいの「期間」を空け、次は「何回」やったらいいのか。

 

 

そして、その「使用する」回数を、どのくらいの「期間」で「何回」ずつ続けたらいいのか。

 

 

 

そうした「数値」の管理をするのが「支援者」の仕事なのです。

 

 

 

『試す』⇒『使用する』⇒『継続する』

 

 

これを説明すると、誰もが「わかる、わかる! そのくらい知っているよ」となります。

 

 

では、そこに必要な「数値」は、どうですか? となると

 

とたんに、難しくなります。「わからない、、、経験ありません、、、」となるのです。

 

 

 

 

『改善』の方法は、誰もが知っているのです。

 

 

知らないのは、実は「数」なのです。(げんき)