その893)「行動回数をメモすること」で「ある程度」の予測は可能です。

 

 

先日、児童支援を行う機関の職員会議に参加させて頂きました。

その際に、支援の記録を拝見させて頂いたのですが、そこで少しだけ感じることがありました。

 

 

それは、「内容はわかるが、回数がわからなということです。

 

 

 

これまでの経緯や現在まで起こった具体的なやり取りや内容は、大変よくわかりました。

 

ただ、「行動の回数」がよくわからなかった のです。

 

 

 

 

「支援の記録」というのは「過去の記録」である。

 

 

そう思われていることが 多いのですが、、実は 若干違います。

 

 

 

「過去の記録」であり、「未来の予測」です。

 

 

 

「支援の記録」を読めば、これまでの事はわかる だけでなく、

 

「これから3か月くらい」に起こることも ある程度 予測できる。

 

 

これが、「支援の記録」の本来の役割 なのです。

 

 

 

 

「行動」×「回数」という公式 があります。

 

 

 

 

この「行動」が「同じ行動」であれば、この公式は「現状維持」「変化なし」です。

 

 

でも、この「行動」が「新しい行動」であれば、この公式は「変化」になります。

 

 

 

「どんな行動」を「何回」(どれくらいの回数)行っているのか。

 

 

 

 

「支援記録」から読み解く事というのは、 ただそれだけ です。

 

 

「行動」×「回数」を読み解いた後、はじめて そこに関わる「人」を見ます。

 

 

 

「行動」に関わる人。「回数」に関わる人。

 

その「人」とは、一体どんな人なのだろうか。 そこを見るのです。

 

 

「行動」×「回数」に最も影響を与えるのは、他でもない「人」だからです。

 

 

 

 

「行動」×「回数」 そして「人」

 

 

 

これを見るだけで、ある程度の期間の「結果の予測」は可能です。

 

もちろん、突然現れる 「新たな人との出会い」などは 予測はできませんが。

 

 

 

本当にちょっとした 小さな事なのですが、

 

「行動回数」をメモしておくこと が大切です。

 

 

 

「行動回数をメモしておく」だけで、一目置かれます。(げんき)