先日、児童支援を行う機関の職員会議に参加させて頂きました。
その際に、支援の記録を拝見させて頂いたのですが、そこで少しだけ感じることがありました。
それは、「内容はわかるが、回数がわからない」ということです。
これまでの経緯や現在まで起こった具体的なやり取りや内容は、大変よくわかりました。
ただ、「行動の回数」がよくわからなかった のです。
「支援の記録」というのは「過去の記録」である。
そう思われていることが 多いのですが、、実は 若干違います。
「過去の記録」であり、「未来の予測」です。
「支援の記録」を読めば、これまでの事はわかる だけでなく、
「これから3か月くらい」に起こることも ある程度 予測できる。
これが、「支援の記録」の本来の役割 なのです。
「行動」×「回数」という公式 があります。
この「行動」が「同じ行動」であれば、この公式は「現状維持」「変化なし」です。
でも、この「行動」が「新しい行動」であれば、この公式は「変化」になります。
「どんな行動」を「何回」(どれくらいの回数)行っているのか。
「支援記録」から読み解く事というのは、 ただそれだけ です。
「行動」×「回数」を読み解いた後、はじめて そこに関わる「人」を見ます。
「行動」に関わる人。「回数」に関わる人。
その「人」とは、一体どんな人なのだろうか。 そこを見るのです。
「行動」×「回数」に最も影響を与えるのは、他でもない「人」だからです。
「行動」×「回数」 そして「人」
これを見るだけで、ある程度の期間の「結果の予測」は可能です。
もちろん、突然現れる 「新たな人との出会い」などは 予測はできませんが。
本当にちょっとした 小さな事なのですが、
「行動回数」をメモしておくこと が大切です。
「行動回数をメモしておく」だけで、一目置かれます。(げんき)