ソーシャルワーカーに求められているものは、「専門知識」ではありません。
その人が問題を解決できるよう「サポートする能力」です。
「専門知識」というものは、「それ自体」には意味はないのです。
「サポートする」ために使うことができて、
「サポート」の役に立たせることができて、初めて活きてくるものです。
ソーシャルワーカーになった時に、最初に叩き込まれるもの。
それが、この「考え方」です。
なぜ、『保育相談支援』が必要なのですか?
研修でも1番多く質問される内容であり、このサイトでも一番読まれている内容ですが、
なぜ、必要なのかの前に、最初に伝えておきたいことがあります。
それは、保育者は「サポートする能力」が高いということです。
「支援をする能力」をはじめから持っている ということです。
「相談支援」に向いているのです。
では、なぜ『保育相談支援』が必要なのか
保育の知識があるからでしょうか?
こどもに関する「専門知識」があるからでしょうか?
そうではありません。
保護者に「元気や勇気を与えることができる」存在だからです。
「よし!頑張ろう」という元気や勇気を保護者に与えることができる存在なのです。
「子育て」は、楽しく しあわせな面が とても多いものですが、
それと同じくらい「不安」が生まれます。
必ず、「不安」は生まれます。
喜びが多ければ多いほど、同じ数だけ「不安」が生まれるのです。
その「不安」を乗り越えて、
よし頑張ろうと勇気を与えてくれるものが「子育て」には必要なのです。
「元気や勇気」を与えてくれて、いつも温かく見守ってもらえる存在。
それが、保育者の役割 であり、「保育相談支援」です。
なぜ、やらなければならないのか ではなく、
もともと その才能があり、高いサポート能力があるのです。
せっかくある能力は、役立てた方がいいのです。
保育者には、初めから「サポート能力」が備わっています。
気づいていないかもしれませんが。
だから今「保育の世界」にいるのです。(げんき)