その902)求められているものは「専門知識」ではありません。

 

 

ソーシャルワーカーに求められているものは、「専門知識」ではありません。

 

その人が問題を解決できるよう「サポートする能力」です。

 

 

 

「専門知識」というものは、「それ自体」には意味はないのです。

 

 

「サポートする」ために使うことができて、

「サポート」の役に立たせることができて、初めて活きてくるものです。

 

 

 

ソーシャルワーカーになった時に、最初に叩き込まれるもの。

 

それが、この「考え方」です。

 

 

 

 

なぜ、『保育相談支援』が必要なのですか?

 

 

 

研修でも1番多く質問される内容であり、このサイトでも一番読まれている内容ですが、

 

なぜ、必要なのかの前に、最初に伝えておきたいことがあります。

 

 

 

 

それは、保育者は「サポートする能力」が高いということです。

 

「支援をする能力」をはじめから持っている ということです。

 

 

「相談支援」に向いているのです。

 

 

 

 

 

では、なぜ『保育相談支援』が必要なのか

 

 

保育の知識があるからでしょうか? 

 

こどもに関する「専門知識」があるからでしょうか?

 

 

そうではありません。

 

 

保護者に「元気や勇気を与えることができる」存在だからです。

 

 

「よし!頑張ろう」という元気や勇気を保護者に与えることができる存在なのです。

 

 

 

 

「子育て」は、楽しく しあわせな面が とても多いものですが、

 

それと同じくらい「不安」が生まれます。

 

 

必ず、「不安」は生まれます。

 

喜びが多ければ多いほど、同じ数だけ「不安」が生まれるのです。

 

 

 

その「不安」を乗り越えて、

 

よし頑張ろうと勇気を与えてくれるものが「子育て」には必要なのです。

 

 

 

「元気や勇気」を与えてくれて、いつも温かく見守ってもらえる存在。

 

 

 

それが、保育者の役割 であり、「保育相談支援」です。

 

 

 

 

なぜ、やらなければならないのか ではなく、

 

もともと その才能があり、高いサポート能力があるのです。

 

 

せっかくある能力は、役立てた方がいいのです。

 

 

 

 

 

保育者には、初めから「サポート能力」が備わっています。

 

 

気づいていないかもしれませんが。

 

 

 

だから今「保育の世界」にいるのです。(げんき)