昨日の学童保育指導員研修会で
「先生、こどもが まったく指導員の話を聞かないんです、、でもよくよく見ると
その子の保護者の方も似ているんです。そうしたものって 似るのですか?」
というご質問を頂きました。
学童期のこどもたちが「話」を聞かない。
ある意味 当然といえば 当然です。 不思議なことではありません。
理由は、実に簡単。
「興味」が多い。好奇心旺盛 だから です。
では、大人は どうなのか。
実は、大人も そう 変わらないのです。
「人」が話を聞くためには、3つの条件が必要です。
「関心」「時間」「信頼」 この3つ です。
●その話題に「関心」があるのか。興味があるのか。
●そもそも 聞く「時間」が、今あるのか。
●「話」をする相手を信頼しているのか。興味があるのか。
この3つ です。
この3つの条件、1つでも 外れると 人は「話」を聞きません。
もちろん、聞く振りをするかもしれませんが、
「話」を聞く体勢には、なっていないのです。
だから「話」は入らないのです。
「聞く」体勢が出来て初めて、「話」は相手に届くのです。
この3つを すぐさま 感じる力。
それが「場の空気」を読む力 です。
<相手の「聞き方」と 自分の「話し方」>
相手の「聞き方」を作っている要素が、「関心」「時間」「信頼」だったら、
自分の「話し方」を作っているのは、なんでしょうか?
もちろん、同じです。
「関心」「時間」「信頼」 です。
●相手の関心や興味を引く「話し方」
●その場の「時間」にあわせた「時間調整」
●その内容が本当なのかという「信頼性」
この3つが必要になるのです。
「聞かない」のには、理由があります。
興味もないし、時間もない、それってホントか?
大人だって、みんな そう思って「人の話」を聞いているはずです。(げんき)