その910)「話」をした後「で、どうするの?」が言えるようになるかどうかが大事。

 

 

あなたは、今 誰かに「何か」を話しています。

 

お願いなのか、それとも助言なのか、それとも クレームなのか。

 

それは わかりません。

 

 

そして、相手に「話」をした後で、「で、 あなた どうするの?」

 

 

そう 言えるか、どうか

 

言える関係かどうか

 

 

みなさん、「その点」を気にしたことは ありますか?

 

 

 

 

自分が「何か」を話して、

 

その後、相手に「で、あなた どうするの?」といえる関係。

 

 

 

友達や恋人同士、夫婦、家族など まさに「身近な関係」です。

 

 

 

もちろん、会社でも 起こるかもしれません。

 

上司が部下に、先輩が後輩に対して「で、お前は、どうするんだ」のような 少し上からになりますが、

 

この関係も 相手にとっては、「近い関係」であることには変わりありません。

 

 

 

「話」を聞いた後、その内容を受け取った後

 

「相手」がどう行動するのか。どう考えるのか。

 

 

「行動」や「気持ち」の変化。

 

それがあって、初めて「話」というのは、完結するのです。

 

 

 

話したら終わり。

 

 

相手の思いをちゃんと理解して しっかり話せた。そう思って満足したとしても

 

その後、相手の「行動」も「気持ち」も 1つも変わらなければ

 

 

その「話」は、完結していないのです。

 

 

 

 

 

 

「相談支援」を職業としている方のスーパーバイズの場面で確認していること。

 

 

 

それは、「で、あなた どうするの?」が言えるかどうかです。

 

 

もちろん、こんな「ラフ」話し方ではないですが、、

 

 

 

 

「今、私がお話した内容で、何か感じたことは ありますか?」

 

「今、お話をしましたが、この後どうされますか?」

 

「これから どうしたいですか?」

 

 

 

その一言を 躊躇することなく、伝えることができるかどうか

 

 

実は、そこが大事なのです。

 

 

 

その質問をした後に 相手から返ってきた 「答え」

 

それを すべて 受け入れること。

 

これが「受容」です。

 

 

 

 

「今、話したのに、何も変わらないわけ??」

 

「今の話は なんだったんだよ??」

 

「せっかく アドバイスしたのに、この人に話しても無理だわ」

 

という思いが浮かんだのであれば、「受容」ではないのです。

 

 

 

 

「相手を受け入れる」とは、

 

その前に こちら側の「アクション」が必要なのです。

 

 

 

相手に対して、何らかの「アクション」をした上で、

 

相手が変化しようが、しまいが そのまま受け入れること。

 

 

それが「相手を受け入れる」ということ なのです。(げんき)