「世の中の流れが、今こうなっているので、これからは・・・・」
よく、そうした言葉を耳にします。
「世の中」が、こう流れているから、それに合わせて、それに乗って
「自分」も こう変わらなければならない。「わが社」も こう変わらなければならない。
ということです。
確かに、その通りです。 「流れ」に合わせること、流れに乗ることは 間違いではありません。
ただ、条件があります。
それは、「自分の流れ」を知った上で。 ということです。
これまで「自分が どう流れてきたのか」
自分が通ってきた「道」を振り返った上で。 の話 なのです。
「世の中の流れ」など どんどん変わっていきます。
時に、今までとは「真逆」になったり、急激に「アップダウン」もあります。
今まであったものが一気になくなったり、今までなかったものが、一気に現れたり、
一斉に 人が集まったかと思うと、一気に誰もいなくなったり、
それが「世の中の流れ」です。
「世の中の流れ」に ただ 乗っかるということは、
台風で 増水した 今にも氾濫しそうな 濁流の中を
一気に流されている「流木」のようなものです。
「よし、いいぞ、好調だ」そう感じていても、次の瞬間には、壁に激突しています。
「自分の流れ」を知るということは、
これまで、自分が「物事」をどう捉えて、何をやろうとしてきたのか、
そのために どんな行動をして、今 どんな結果になっているのか。
自分は、何に反応しやすいのか、何に流されやすいのか
それを「知っている」ということです。
「自分の流れ」を自覚した上で、「世の中」の流れにのると
今は、流れずに 川岸でとどまっていたり、次の流れに乗ったり、
川の中央ではなく、川の端を流れながら、一気に 川の真ん中の流れにのることが できます。
「世の中の流れ」は わかりません。 絶えず変化し続けるからです。
でも、「自分の流れ」は、振り返ることで それを読み解くことはできます。
どちらが「自分の未来」を「正確」に教えてくれるか。
もちろん、「自分の流れ」です。(げんき)