保育現場や学童保育の現場での「保育者の離職」。
もちろん、その理由は、様々あります。
「家庭の事情」や「個人の都合」というのは、まず関係ありません。
それは、「表」の理由であり、本当の理由は 他にあるからです。
それは 誰であっても 感じているはずです。
本当の理由は、「人間関係」であったり、「給与待遇面」の問題だったり、
「労働環境の悪化」だったり、「いじめやパワハラ」だったり、そうしたものです。
ただ、、、この「本当の理由」だけで「離職すること」はありません。
実は、「離職」を決断させる「最後の一撃」というものがあるからです。
それは、「びっくりさせること」
そして、「ごまかすこと」
この2つです。
この2つがセットであれば、間違いなく「離職の意思」に火が付きますが、
1つでも、それは決定的な「決断」に結びつくのです。
「びっくりさせる」というのは、それが「サプライズな喜び」であればいいのですが、
ほとんの場合、「今までとは違う要求」をしたり、「びっくりするようなこと」を言う。
「えーー、そんなこと 今まで黙っていたの。。。。」
「えーー、何よ、それ、、、」
「えーー、そんなこと 聞いていない。もっと早く言ってよ!!」
そうした「ネガティブ・サプライズ」です。
もう1つの「ごまかす」も似たようなものです。
「正直でない」「素直でない」「親切でない」「丁寧でない」
そうした「思い」が生まれた時、最終的に「離職を決断する」のです。
「保育者の離職防止策」は、園によっても異なります。様々あります。
ただ、どの園であっても「共通」してできることは、
① びっくりさせないこと。
② 正直に話す、率直に話すこと。
この 2つ です。
この2つの方針が守られなければ、
どんなに「待遇」を改善しても、
どんなに「人間関係のトラブル」を話し合いで うまく収めたとしても、
きっと、「離職の決断」の機会は また近いうちにやってくるのです。(げんき)