「働きやすい保育の職場」 「辞めない保育の職場」
「人材が集まってきやすい保育の職場」
こうした「職場」を作るために 管理者や経営者がやることは、
実に「シンプル」なことです。
ただ、「シンプル」ですが、実に難しく
技術もテクニックもいらない、シンプルなことなのですが、
これを実践している管理者の方に、あまりお会いしたことがありません。
その「シンプルなこと」とは、
「職員全員の保育観を理解していること」です。
働く職員全員の「保育観」を知っているかどうか
ただ、それだけです。
人数が少なければ、それも可能ですが、人数が2桁になってくると
ぐんと その実行確率は減ってきます。
理解し、覚えておくことが 難しくなるのです。
最後には、「●●先生と〇〇先生の保育観は、だいたい一緒」
みたいな感じになってくるでしょう。
でも、よく考えてみてください。
学校の先生も保育所の先生も、現場で同じようなことをやっているのです。
現場の先生は、こどもたち全員の「価値観」や「個性」を理解しているはずです。
そして、その子にあった「やり方」で教えたり、
その子にあった「役割」を与えて、力を発揮してもらう。
自然に そうやっているはずです。
それができるのは、先生が「こどもの価値観」を理解しているからです。
職員の「保育観」も全く同じことです。
その先生の「価値観」や「保育観」を知り、
その先生にあった「役割」を与えて、力を発揮してもらう。
その結果、先生は「成長」し、自信を持つことができるのです。
自分自身が「成長」し「自信が持てる職場」を辞める気が起こるはずはありません。
人は「自分を伸ばしてくれる場」をみんな求めているのです。(げんき)