その941)「職員全員」の「保育観」を知る管理者は、ほとんどいない。

 

 

 

「働きやすい保育の職場」 「辞めない保育の職場」

 

「人材が集まってきやすい保育の職場」

 

 

 

こうした「職場」を作るために 管理者や経営者がやることは、

 

実に「シンプル」なことです。

 

 

 

 

 

ただ、「シンプル」ですが、実に難しく

 

 

技術もテクニックもいらない、シンプルなことなのですが、

 

これを実践している管理者の方に、あまりお会いしたことがありません。

 

 

 

 

その「シンプルなこと」とは、

 

 

「職員全員の保育観を理解していること」です。

 

 

働く職員全員の「保育観」を知っているかどうか

 

 

ただ、それだけです。

 

 

 

 

人数が少なければ、それも可能ですが、人数が2桁になってくると

 

ぐんと その実行確率は減ってきます。

 

理解し、覚えておくことが 難しくなるのです。

 

 

 

最後には、「●●先生と〇〇先生の保育観は、だいたい一緒」

 

みたいな感じになってくるでしょう。

 

 

 

 

 

でも、よく考えてみてください。

 

学校の先生も保育所の先生も、現場で同じようなことをやっているのです。

 

 

 

現場の先生は、こどもたち全員の「価値観」や「個性」を理解しているはずです。

 

 

そして、その子にあった「やり方」で教えたり、

 

その子にあった「役割」を与えて、力を発揮してもらう。

 

自然に そうやっているはずです。

 

 

それができるのは、先生が「こどもの価値観」を理解しているからです。

 

 

 

 

職員の「保育観」も全く同じことです。

 

 

 

その先生の「価値観」や「保育観」を知り、

 

その先生にあった「役割」を与えて、力を発揮してもらう。

 

その結果、先生は「成長」し、自信を持つことができるのです。

 

 

 

 

自分自身が「成長」し「自信が持てる職場」を辞める気が起こるはずはありません。

 

 

人は「自分を伸ばしてくれる場」をみんな求めているのです。(げんき)