研修を受講頂いた先生から、メールでご質問がありました。
「ある保護者の方が、1日であったこどもの出来事で 悪いところは報告しないで。
と言われてしまいました。これって良いところだけを報告してくださいということですか?」
という内容のお手紙でした。
「良い点だけを報告してください。」
「悪いところは、報告しないでください。」
そう先生は、受け取ったようです。
もちろん、それは 本心で言えば きっと そうなのかもしれません。
悪い点を指摘されると、誰であっても あまり気分は良いものではありません。
おそらく、疲れ切ってお迎えに行った時に、悪い点を聞いてしまうと
さらに「テンション」が下がってしまう。。ということだと思います。
「悪いところは、報告しないで、良いところだけを、報告して」っていうことですか?
というご質問なのですが
そうです。その通りです。
「良いところだけを報告したら」いいのです。
それが「改善提案」です。
「さらに、この部分が良くなると もっと良くなりますよ」
という「良くなる提案」に切り替えてあげること です。
「良い点」+「悪い点」という伝え方ではなく、
「良い点」そして「さらに良くなる可能性」という伝え方 です。
少し乱暴なお子さん がいたとしたら、
「●●君は、こんな優しいところがあるんですよ」
そうやって、その子の優しい部分をお伝えします。
そして、
「おもちゃを友達に貸してあげたりすると、きっとみんなから頼りにされますよ。」
そうやって、良くなるイメージを 保護者に描いてもらいます。
そうすると、きっと家庭でも こどもに助言してくれると 思います。
我が子が「良くなること」に「嫌な気分」になる保護者の方は、いません。
「もっと良くなる!」「さらに良くなる!」
そうやって伝えてあげたらいいのです。(げんき)