その945)「悪いところは報告しないで」と保護者から言われた時の対応

 

 

研修を受講頂いた先生から、メールでご質問がありました。

 

 

「ある保護者の方が、1日であったこどもの出来事で 悪いところは報告しないで。

 

と言われてしまいました。これって良いところだけを報告してくださいということですか?」

 

 

 

という内容のお手紙でした。

 

 

 

「良い点だけを報告してください。」

 

「悪いところは、報告しないでください。」

 

 

 

そう先生は、受け取ったようです。

 

 

 

もちろん、それは 本心で言えば きっと そうなのかもしれません。

 

 

 

悪い点を指摘されると、誰であっても あまり気分は良いものではありません。

 

 

おそらく、疲れ切ってお迎えに行った時に、悪い点を聞いてしまうと

 

さらに「テンション」が下がってしまう。。ということだと思います。

 

 

 

 

 

「悪いところは、報告しないで、良いところだけを、報告して」っていうことですか?

 

というご質問なのですが

 

 

 

 そうです。その通りです。

 

 

 

「良いところだけを報告したら」いいのです。

 

 

 

 

それが「改善提案」です。

 

 

「さらに、この部分が良くなると もっと良くなりますよ」

 

 

という「良くなる提案」に切り替えてあげること です。

 

 

 

 

 

「良い点」+「悪い点」という伝え方ではなく、

 

「良い点」そして「さらに良くなる可能性」という伝え方 です。

 

 

 

少し乱暴なお子さん がいたとしたら、

 

 

 

「●●君は、こんな優しいところがあるんですよ」

 

そうやって、その子の優しい部分をお伝えします。

 

そして、

 

「おもちゃを友達に貸してあげたりすると、きっとみんなから頼りにされますよ。」

 

 

そうやって、良くなるイメージを 保護者に描いてもらいます。

 

そうすると、きっと家庭でも こどもに助言してくれると 思います。

 

 

 

我が子が「良くなること」に「嫌な気分」になる保護者の方は、いません。

 

 

 

「もっと良くなる!」「さらに良くなる!」

 

そうやって伝えてあげたらいいのです。(げんき)