その961)「仕事のストレス」とは『やらされ感』から生まれるものです。

 

 

人というのは、元来「命令される」のが好きではありません。

 

 

理由は、簡単です。

 

 

「動物界」の中では、「命令する側」の「生きもの」だからです。

 

 

 

「命令される」のは嫌でも、「命令する」のは 好き。

 

 

それが、「人」という「生きもの」です。

 

 

 

 

エジプトの「ピラミッドの時代」から

 

「労働」という世界には、当たり前にあった「命令」というものが、

 

「働く」に「名前」が変わった段階で、「命令」が少し やんわりと「指示」に変わります。

 

 

少し、やんわりさせました。 だって、「命令」では嫌がるので。

 

でも、まだまだ「業務命令」というのは、残っていますが。

 

 

とりあえず「指示」という名前にしておこうみたいな感じです。

 

 

 

 

名前を変えた「指示」も、それを出す「人」によって、

 

 

「お願い」になったり、

 

 

「アドバイス」になったり、

 

 

また「命令」に戻ったりします。

 

 

 

「指示」が悪いのではありません。

 

 

「指示」を出す人の「キャラクター」が投影されると

 

それは、「お願い」にも「アドバイス」にも「命令」にもなります。

 

 

 

やはり、「人」次第ということです。

 

 

まだまだ「ピラミッドの時代」が忘れられない人 もいるのです。

 

 

 

 

 

人は、誰かに「やらされている」という気分になるのが 一番の「ストレス」です。

 

 

 

 

「仕事のストレス」というのは、

 

『やらされ感』から生まれる「後味の悪い 悶々とした気分」のことです。

 

 

 これが「ストレス」なのです。

 

 

 

 

相手に『やらされ感』を感じさせない人 というのは います。

 

 

相手に「主体性」を持たせるのが 得意な人です。

 

 

指示をされて『やらされること』の中に

 

相手の「やりたいこと」を うまく溶け込ませることが 上手な人 です。

 

 

 

 

「溶け込ませる技術」

 

 

 

 

これが「リーダー研修」の内容なのです。(げんき)