その971)「保護者支援」とは「しあわせを感じてもらう技術」なのです。

 

2021年度からの「保護者支援研修」の内容には、新しいコンテンツが加わります。

 

今、新しい「テーマ」で作り変えを行っています。

 

 

 

みなさんは、「保護者支援研修」と聞くと どういうイメージをお持ちですか?

 

 

●「感情的になった保護者に対して、どう対応したらいいか」

 

 

●「子育てに自信をなくした保護者に対して、どうサポートしたらいいか」

 

 

●「気になる子の保護者に対して、どう伝えたらいいか」

 

 

それについての「対応方法」「支援方法」を学ぶ

 

 

 

きっと、そうした「イメージ」を持たれているのではないでしょうか?

 

 

もちろん、その通りです。

 

 

僕も、これまでは そうした「対応方法」や「支援方法」を「ことばがけ」を通して、ご参加頂いた先生方にお伝えしてきました。

 

 

 

ただ、ふと 思うことがありました。

 

 

 

確かに、僕が 保護者の方に対して行っていることを みなさんにはお伝えしているけど、

 

 

何か、「伝え忘れているもの」があるような気がする・・・。

 

 

 

なんとなく、全部を伝えきれていない気がしたのです。

 

でも、自分では それが「何か」に気づくことはありませんでした。

 

 

 

すると ある時 同時に 2人から 同じことを言われたのです。

 

 

「元気先生は、保護者の方をなんであんなに『しあわせな気持ち』にできるのですか?」  

 

 

そう、スタッフから言われた後、 数時間たって 次の面談の後に 保護者の方から

 

 

「先生は、人を嬉しい気持ちや『しあわせな気持ち』にしてくれる達人ですよね」

 

そう言って頂き、こちらも 嬉しくなりました。

 

 

 

その時に、ふと 気づいたのです。 研修で伝えきれていなかったこと。

 

 

それは「しあわせを感じてもらうこと」 です。

 

 

「しあわせを感じてもらう技術」です。

 

 

 

もちろん、僕も意識しておこなっていたわけではありません。

 

ただ、自然に「今 しあわせを感じてもらえるように」話していることに気づいたのです。

 

 

 

 

では、その技術とは、どういうものか。

 

 

 

それは「エピソード・トーク」です。

 

 

 

「しあわせな気持ちになるエピソードをお話する技術」です。

 

 

 

保育園というのは、「こどものエピソード」の宝箱のようなもの。

 

「しあわせな気持ち」になるお話に事欠くことはありません。

 

 

 

 

それを まるで目の前で起こっているかのように 伝えてあげることで、

 

「その場」にあった「しあわせな空気」を持って帰ってもらうこと。

 

 

実は、これには「コツ」がいるのです。

 

ただ、出来事をそのまま、ありのまま伝えただけでは 「しあわせな空気」は半分くらいしか届きません。

 

これも、やはり「ことばがけ」の1つ です。

 

 

 

 

僕の研修内容は、すべて「ことばがけ」ですが、

 

 

来年2021年の「保護者支援研修」では、

 

「保護者に伝えるエピソード・トークの伝え方」も盛り込みたいと思います。(げんき)