その979)「相手の思い」とは「相手の価値」と考えた方がいい。

 

 

「こどもの思いを理解しましょう」

 

「保護者の思いを理解しましょう」

 

 

「こどもの思いを知るように努力しましょう」

 

「保護者の思いを知るように努力しましょう」

 

 

 

 

「相手の思い」を知ること。

 

 

 

これは、保育に限らず、対人援助職では

 

当たり前のように教えられる「言葉」です。

 

 

 

 

「相手の思い」を知り、そして 理解し、受け止める。

 

 

 

もちろん「大切なこと」であり、

 

それが「一番最初」になければ、この「職業」は先に進めないのです。

 

 

 

まず、「相手の思いを知る」ありき なのです。

 

 

 

 

なぜ「相手の思い」を知らなければならないのか

 

 

 

それは、「同情」したり、「共感」したり、

 

そうした「理由」からではありません。

 

 

 

 

それは、「相手の価値を知る」必要があるからです。

 

 

 

 

「思い」とは「価値」です。

 

 

 

「思い」とは、

 

「相手がどういうことを大切にしたいのか」

 

「どういう生き方、どういう人生を歩みたいのか」

 

「自分にとって、何が大切なのか」

 

 

 

一言でいえば、「大切なこと」 ということです。

 

 

 

 

それを「知り」「理解する」ことで、

 

相手が「大切なこと」に近づけるようにお手伝いができる。

 

 

そのために「相手の思い」を知るのです。

 

 

 

 

 

 

 

「大切なこと」「大事にしたいこと」

 

そこに近づけるように「サポート」する技術

 

「しあわせをサポート」する技術。

 

 

これが「相手の思い」を知るということです。

 

 

 

 

ただ「相手を受け入れ、受け止めたらいい」

 

そう考えている人もいます。

 

それは、それで OK。 いいと思います。

 

 

 

 

僕が考える「相手の思い」を知るは、

 

その人が「本当に大切にしているもの」を理解することです。

 

 

 

 

どんな「悩み」や「不安」の裏側にも

 

「本当に大切にしているもの」は 必ず隠れています。

 

僕は それが知りたいのです。

 

 

 

 

 

「わかってくれて、ありがとう」

 

 という相手の言葉は、

 

 

 そういうことなのです。(げんき)