今年 2020年は、とにかく「面談」の数が多い。
この一言につきます。
「新型コロナウイルス」感染拡大の影響で、ここ10年くらいの中で
こんなに「研修」の数が減ったのも 初めてです。
また 福岡にこんなに長くいるのも 久しぶりの状況。
昨年までの「出張暮らし」の真逆の生活となりました。
「研修」の数が減った
その分 増えたのが「オンラインでの面談」です。
今、僕は ほぼ毎日 4人~7人くらいの方と 毎日「面談」しています。
この数ヶ月という「短期間」で、200回以上の「面談」を行いました。
「保護者の方」だったり、「サポートしているこどもたち」だったり、
「先生」や「相談支援をこれから始める方」など 様々ですが、
「コロナ禍」で「対面相談」ができない状況のため、
ほぼ「ZOOM」での「面談」の毎日。
これは、これで 今までになかった「新しい経験」なので 新鮮です。
そんな中、 実は 「1つ」気づいたことが あります。
それは、「オンライン面談」には、「得意」「不得意」がある点です。
「オンライン面談」で、うまくいく「相談」と
「オンライン面談」では、うまくいかない「相談」
「うまくいく」 というのは、誤解があってはいけないので
ご相談者の「満足度」として おきましょう。
その違いは、「絵にかける内容なのか」という点です。
その「相談内容」が「絵」や「図」に表現できるかどうか ということです。
「具体的な解決策」を求めていて
それを「ホワイトボード」などで、「絵」や「図」にして
「流れ」を説明して共有できるような「ご相談」は
圧倒的に「オンライン面談」の方が「得意」です。
逆に、「話を聞いて欲しい」 「気持ちを吐き出したい」
そうした「具体的な解決策」を求めていない
気持ちをわかって欲しい そうした「面談」は
どうやら 満足度は低いようです。
つまり そうした面談は、「リアルな対面相談」の方が「得意」だということです。
「絵」や「図」を使って解説し
「なるほど!」という そうした「相談」は「オンライン面談」が強い。
「保育ソーシャルワークになる方法」のご相談は、
圧倒的に「オンライン面談での実施」の方が満足度は高かったです。
だから、「コンサルティング」だったり、「ネットでの商品説明」だったり
そうしたものが どんどん増えているのも なんだか理解できる気がします。
『このつらい気持ちを聞いて欲しい。』
そうした「相談」の場合だったら、
もしかすると「オンライン面談」よりも「電話」で話した方が、
相手も 気持ちを伝えやすいのかもしれません。
「オンライン面談」では、
「気持ち」を伝える前に「考える」という「思考のノイズ」が発生します。
それは、自分の「姿」だったり、「見え方」だったり、
相手に対する「自分の印象」が どう映っているのか
そうした「思考のノイズ」が発生するので、
「思い」を吐きだすことに「集中できなくなるから」です。
「自分の姿」が見えるということは、「ノイズ」になるのです。
僕は そうしたご相談の時には、なるべく「電話」でお話しています。
「相談ツール」には、それぞれ 特徴があり、
「メリット」「デメリット」があります。
その点をうまく理解して、使えば、自分にとっての「大きな武器」になります。
「流行っているから」ではなく、
「自分のために働いてもらう」「自分のために役に立ってもらう」
そのくらいの気持ちで「ツール」を使えば、楽になります。
「ツール」というのは「効果」がすべて。
どんな「効果」があるのかを、しっかり見極めて使いこなそう!(げんき)