その988)「相談支援」の本当の意味を理解している人は実はかなり少ない

 

 

 

「相談支援」というのは、一言でいうと「悩み」を聞く場 です。

 

 

こういう「悩み」があるんです。

 

どうしたらいいか 聞いてもらえませんか?

 

 

それを伺う「場」が「相談支援」 です。

 

 

 

 

 

ここまでは、きっと 誰もが 

 

「うん。そうよ。その通り」

 

そう、思ってくれるに違いありません。

 

 

 

Q)では、「悩む」というのは、一体どういうことでしょうか?

 

 

 

「悩む」??

 

 

「うーん、、どうしていいかわからない??」

 

「答えがみつからない、ということでしょうか?」

 

そんな 答えが返ってきそうです。

 

 

 

「はい。その通りです。」

 

 

 

人は「間違えたくない」「失敗したくない」

 

そうした「恐怖」を持っています。

 

 

だから、「正解を選びたい」という強い思いを持っています。

 

これが「悩む」ということです。

 

 

 

 

Q)では、「悩み」を解決するとは、一体どういうことなのでしょうか?

 

 

 

「悩む」が「正解を選びたい」だから

 

「悩みを解決する」とは、「答えを見つける」「正解を見つける」

 

ということでしょうか?

 

 

 

 

 

「はい。その通りです」と言いたいところではありますが、

 

 もう1つ 付け加えたいと思います。

 

 

 

 

「悩み」を解決するとは、「答えを見つける」ということです。

 

 

でも、「答え」というのは、

 

考えてすぐに 見つかるものでは ありません。

 

 

 

「考えても」でないのが「答え」なのです。

 

 

 

 

では、「答えを出す」ために 必要なものは「何か」?

 

 

 

それは「行動すること」です。

 

 

「具体的な行動」をして、そこから生まれた「結果」

 

これを「答え」といいます。

 

 

 

つまり、「答え」は「具体的な行動」をした後に「手に入るもの」なのです。

 

 

 

 

僕らは、学校で 

 

 

「答えを出す」=「考える」という風に学んできました。

 

 

 

それは ある意味では正解ですが、「世の中」に出ると、

 

ほとんどの場合、それは 使えないことが多いのです。

 

 

 

 

「学校」でそう学んできたから

 

「答えを出す」=「考える」という「思考パターン」を多くの人が身に付けています。

 

たくさんの大人が「悩み」を抱えている「理由」とは、まさに「これ」なのです。

 

 

 

 

「相談支援」の「場」で大切なことは、

 

 

『たった1つ』 です。

 

 

 

それは「具体的な行動」に結びつけて「実行してもらう」ということです。

 

 

 

これが「答えを出す」ということ だからです。

 

 

 

 

 

「支援者」の『本当の悩み』とは、

 

相談者に「具体的な行動」を促すことができないことです。

 

 

「具体的な行動」の「アイデア」がない。

 

 

これが「相談を受ける」支援者の『本当の悩み』です。

 

 

 

相談経験がないのではありません。

 

ズバリ言えば「アイデア」がないのです。

 

 

「アイデア」させあれば、誰でも「具体的な行動」を提案することはできます。

 

 

 

 

「相談支援」がうまくいかない人は、

 

「誰か信頼できる人」から 

 

その「アイデア」を教えてもらったらいいのです。(げんき)